きょういくじん会議
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大量退職時代に備えて―めざせ!若手教師の授業力アップ
kyoikujin
2008/3/6 掲載

 3月に入り、新年度も目前! 春から初めて「先生」とよばれる新卒のみなさんは、今ごろ特にどきどきしながら、過ごしていることでしょう。
 そんなみなさんに朗報!? 教員の大量退職時代に備え、近年、研究会なども、若手教師の授業力アップのための取り組みに力を入れてきているようです。

 東京都小学校社会科研究会でも一昨年から若手教師を対象とした夏季研修会を開催しています。2回目となった昨年の研修会では、2日間で約600名の教員が集まり大盛況だったようです。この研修会では、「明日の社会科授業に役立つポイント8」として、教科書やノートの使い方、また地図帳の活用方法など、社会科の授業で必要となる実践的なノウハウをテーマ別に学ぶ8つの交流会が開かれました。各交流会の参加人数は20〜30名程度で、新任の先生から、なかには研究会OBの大ベテランまで…。
 そのうちのひとつの交流会で、講師を担当されたベテランの先生は、次のように話されていました。

 広く浅くなりがちな小学校のなかで、社会科の指導技術を途切れさせてはいけないと思っています。特に社会科でも今後は読解力を伸ばす授業を展開していかないと…。1回目から2回目で参加者が100名増えました。交流会は少人数ずつに分かれていたので、若手とベテランがみんなで語れる場になり、やりがいがありました。学生さんは無料なので、学生さんにもどんどん参加してほしいですね。

 確かに、大学の教員養成課程だけではどうしても理論中心になりがちです。大学のころからどんどん実践に触れ、理論と実践の両方を並行して学ぶ学生が増えれば、より若手教師の育成がスムーズにいきそうですね。

 ちなみに、東京都小学校社会科研究会の次回の夏季研修会は、8月18・19日に中央区日本橋小学校で開催される予定です。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2008/3/12 8:49:37
    夏休みが出勤の学校もあり、年給とって研究会に参加している話も聞きます。
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