お茶を見直そう―「茶育」で目指す心身の健康
2009/5/14 掲載
- きょういくじん会議
「○○育」が大流行の昨今ですが、このたび新たに「茶育」が仲間入りしました。その言葉から、お茶を育てるの? それともお茶で育てるの? と疑問の湧く茶育ですが、さて、いったいどんな「育」なのでしょうか。
お茶は、カテキンなどのお茶そのものが持つ健康成分と、お茶を飲むことによって得られるリラックス効果などの両面から、心身の健康を促進させるものとして期待されています。また、食事とともにお茶を飲むことから、お茶は食育とも密接なつながりがあります。このようなお茶の特色に着目し、日本茶普及協会では、今月から茶育指導士の資格認定講座を開講しました。6日の産経新聞の記事でも紹介されています。
同協会は、「食育基本法における食育を推進する国民活動の取り組みとして、食育と茶の融合である『茶育』を指導する資格認定の通信講座、『茶育指導士』を開講する」と説明しています。講座の内容は、お茶を通じた食育の実践を学ぶもので、3か月間でリポートを3回提出し、平均80点以上の成績で「茶育指導士」に認定されます。受講料は36,750円、認定証の発行料は10,000円です。この講座、お茶や食育に興味のある個人の方をはじめ、学校や医療機関、介護施設、食品関連の仕事に就いている方など、幅広い方が対象となりそうです。
食育の実践を、お茶を通じて行ってみようというユニークな取り組み、「茶育」ですが、茶育指導士への挑戦はもちろんのこと、お茶の持つ心身への影響力をを見直し、お茶を飲むことによって健康的で豊かな食事や生活を目指してみるのも、よいかもしれませんね。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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