- きょういくじん会議
![Ecotronic エコトロニック エコ・ロボットヘッド](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41EtCfxlZpL._SL130_.jpg)
最近、何かと耳にすることが多くなった「エコ」という言葉。みなさんも、エコバック、エコカー、エコ検定など、1日のうち1回はどこかで聞いているのではないでしょうか。
そのエコとロボットコンテストが合体したエコロボットコンテストが愛知県で開催されるそうです。エコとロボット、どのように関係があるのか不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
普通のロボットコンテストとはまた一味違った、地球に優しいコンテストをご紹介します。
そもそもエコロボットとは、電池などを使用せずに動いたり、身近な素材から作られたロボットのことをさすようです。最近では、イギリスのエコトロニックが子ども向けのエコ玩具として、エコ・ロボットヘッドを販売したり、子ども向けの工作教室が開かれることもあるようで、徐々に一般に浸透しつつあるロボットのようです。
今回ご紹介するロボットコンテストの会場は何と川! 愛知県を流れる堀川では、手作りエコロボットが一堂に会した「堀川エコロボットコンテスト」が開催されます。このコンテストは、『名古屋の母なる川「堀川」の浄化・美化に、 「ものづくり」の心で挑戦するエコロボットのコンテスト』をコンセプトに、子どもから社会人まで毎年多くの方が参加してその技術やアイディアを競っています。
コンテストは、自由なスタイルで堀川の浄化・美化に貢献する『一般部門』、課題に特化したエコロボットで貢献する『課題部門』ペットボトルなどの身近な材料を使って小学生向けの工作教室でエコロボットが作る『教室部門』の3つの部門に分かれており、 それぞれ自分にあった部門で応募することができます。ちなみに、2008年大会の課題は、以下の3つだったそうです。
課題A:
「堀川に流れるゴミを回収せよ!」
当日、堀川を流れてくるゴミを回収し、回収量で競う。
課題B:
「堀川の周りのゴミを回収せよ!」
当日、会場周りでのゴミを回収するためのゴミ箱を出場させる。参加者、観客みんながゴミをちゃんと捨てたくなっちゃうようなゴミ箱を回収量・デザイン・機能などを総合的に評価する。
課題B':
「名工大のゴミも回収せよ!」
名工大の学園祭「工大祭」(6/20,21)でプレイベント「ゴミ箱コンテスト」にも出場してください。参加ゴミ箱はエコロボコンテストにもご招待!表彰のダブルチャンス!!
このコンテストの主催は、ロボット作りの技術支援、課題解決にあたり最新技術でバックアップしてくれる名古屋工業大学と、堀川がどんなエコロボットを求めているかについて、説明会を開催する名古屋堀川ライオンズクラブです。ロボットについての知識がまったくなくても専門機関のバックアップや、ロボット作りのヒントを教えてもらえることで、ロボットだけでなく、エコに対する関心も高まるかもしれません。
過去に、4回開かれている堀川エコロボットコンテスト。記念すべき第1回大会の受賞作品は、同ホームページ内から見ることができます。見た目もユニークなロボットが、堀川の水質浄化に貢献しながら見物客の目を楽しませたことが容易に想像できます。見た目の楽しさも、ロボットコンテストならではの醍醐味かもしれませんね。
さて、気になる2009年大会ですが、要綱によると今年の開催日は8月23日だそうです。1回目の説明会は終了してしまいましたが、今月には2回目の説明会がありますので、近県の方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
夏休みの自由研究として、エコについて考えるきっかけとしてコンテストに参加してみるのもおもしろいかもしれません。
エコとロボット。何の接点もなさそうなエコとロボットも、すでに手をつないで地球環境の向上に役立っているのですね。