きょういくじん会議
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子育て情報誌を読んで元気に子育て!
kyoikujin
2009/6/15 掲載
NHK すくすく子育て 2009年 06月号 [雑誌]

 子育ての大変さは経験した人しかわからないもの。「祖父母が近隣に住んでいて全面的にバックアップしてくれた」といった人もいるかもしれないが、多くの新米ママは四苦八苦しながら、子育てに奮闘しているのではないだろうか。そんな新米ママを応援するような無料情報誌があるという。

母親仲間で無料情報誌を発行

 9日の神奈川新聞の記事によると、神奈川県二宮町の母親たちが、子育て情報誌「Vent」を発行しているとのこと。新聞の折込などを通じて、約1万部という大量部数を発行しているという。
 創刊は、昨年の11月でB5判のカラー8ページ。地元企業の広告を掲載し、無料で配布しているとのこと。
 気になる中味は、地元の口コミ情報や子育て中の母親たちの課題や要望などが中心のようだ。創刊号では、「町中の公園からブランコが消えた!」という特集が組まれ、町の公園が老朽化で使用できなくなっている現状が報告されている。特集以外にも、二宮町のママ必読と題して、二宮町の近隣の方が安くまつ毛にエクステンションの施術をしてくれるといった情報も載せていておもしろい。
 まじめな話題から、子育てをする母親を応援したり、楽しませたりする話題まで、その内容は豊富なようだ。

まだまだあります子育て情報誌

 母親たちが中心になってつくっている子育て情報誌は、他の地域にもある。例えば、島根県では、ハピネスという団体が出雲・簸川を中心に無料子育て情報誌を配布している。この団体は、情報誌の配布だけでなく、リフレッシュサークルの開催なども行っているとのこと。情報誌は、年に2回発刊し、現在は19号までが出ている。
 特集記事は、「困った!夜間・休日ベビーが急病になったら?」というものから「やっぱり大好きスイーツ」まで多種多様。なかには、「子連れで行ける美容院」という特集もあり、子持ちのお母さんならではの企画と言えそうだ。
 ほかにも、市や村が子育ての応援として情報誌をつくり配布している地域もある。例えば、千葉県船橋市。船橋市では、「ふなばし子育てナビゲーション」という情報誌を作成している。その内容は、市の相談施設の紹介や保育園の一覧などとなっており、市の特徴をいかしたものと言えそうだ。

 書いても読んでも楽しそうな手作り子育て情報誌。みなさんの町にももしかしたらあるかもしれない。探してみては、いかがだろうか。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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