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懐かしくも新しい! 連続人形劇「新・三銃士」スタート!
kyoikujin
2009/10/21 掲載
新・三銃士完全ガイドブック―NHK連続人形活劇

 NHK教育テレビで、10月12日より、連続人形活劇「新・三銃士」が始まりました。NHKでは、14年ぶりの連続人形劇。1回20分、全40回での放送予定とのことです。「人形劇は子供が見るもの」とあなどるなかれ! 映像・ストーリーともに、見ごたえ十分な内容です。

三谷幸喜的『三銃士』

 原作はご存知アレクサンドル・デュマ・ペール作『ダルタニャン物語』の第一部にあたる『三銃士』。主人公ダルタニャンが、アトス・ポルトス・アラミスの三銃士とともに「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」を合言葉に闘う物語です。脚色は、映画・舞台・ドラマの世界で活躍する、三谷幸喜が担当。三谷作品らしく、喜劇的なエッセンスを盛り込みつつ、人間味あふれるストーリーに仕上げています。

親子で人形劇を楽しもう!

 かつて放映された連続人形劇「三国志」や「平家物語」などを夢中になって見ていた大人にとっては、ぎこちなくも表情豊かな人形の動きが、どこか懐かしさを感じさせます。一方、アニメやゲームといったデジタル文化に慣れ親しんだ子供たちにとっては、人形劇のもつアナログの世界観が、かえって新鮮に映るかもしれません。
 また、「人形劇がきっかけで、歴史が好きになった。」、「人形劇が楽しかったので、ちょっと難しそうだけど原作を読んでみた。」という大人の方も多いのではないでしょうか。同じように、「新・三銃士」を見た子供たちの中にも、この人形劇がきっかけとなり、西洋の歴史に興味をもつ子や、読書に目覚める子が出てくるかもしれませんね。

 親子のコミュニケーションのツールとして、子供の知的好奇心を高めるエッセンスとして、はたまたそういった難しいことは考えずにエンターテイメントのひとつとして、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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