きょういくじん会議
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東京の食材をどうぞ! 「とうきょう特産食材使用店」認定
kyoikujin
2010/10/28 掲載
食料自給率がわかる事典

 東京都のイメージと言えば、「大都会」「自然が少ない」…いえいえ、そんなことばかりではありません! 東京都にも、おいしい食材があるんですよ。
 東京都は、都内産の食材への理解促進を図り、消費と生産の拡大を目指すため、都内産の食材を積極的に活用している飲食店など99店を「とうきょう特産食材使用店」に認定しました。

「とうきょう特産食材使用店」とは?

 「とうきょう特産食材使用店」認定の条件は、都内の食材をほぼ年間通じて使用し、その情報を表示するなど、都内の地産地消に協力するということ。認定された飲食店には、多摩産の材木を使用した木製のボードが進呈されることになっています。
 今回認定された99店は、和食・洋食・中華のお店、さらにはスイーツのお店とさまざま。スイーツのお店としては、世田谷区・自由が丘にあるスイーツテーマパーク、スイーツフォレストに入っている3店舗が「とうきょう特産食材使用店」に認定されました。三宅島産の明日葉うこっけい卵を使用したシュークリームや、八王子市産の黄金律ミルクを使用したミルクジェラートパフェ、稲城市産の梨「稲城」やぶどう「高尾」を使ったタルトと、どれもおいしそうです。
 農林水産省の行った都道府県別食料自給率に関する統計調査によると、東京都の食料自給率(カロリーベース)は1パーセントで全国最下位とのこと。この取り組みが広がって、都内で東京都産の食材を目にすることが多くなるとよいですね。

「地産地消」でエコロジー

 「地産地消」というと、「新鮮な食材」「生産者の顔が見えて安全」という食生活でのメリットがまず思い浮かぶと思います。
 しかし、もう一つの忘れてはならない大きなメリットは、「環境に優しい」ということ。食材を輸送する際には、トラックや飛行機などの輸送手段を用いることで二酸化炭素が発生します。たとえば、アメリカから東京までトマト1キログラムを輸送すると、390グラムの二酸化炭素が排出されるそうです。地元の食材を食べれば、こうした二酸化炭素の排出を抑えることができます。おいしい・安心・エコロジーの地産地消、是非実践したいですね。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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