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世界史A、地理ABで出題ミス―大学入試センター試験
kyoikujin
2008/1/23 掲載

 19、20日の2日間で行われた今年の大学入試センター試験。ごく一部のリスニング問題実施時のトラブルを除けば、無事、終了したかに思われたが、21日に世界史Aの正答追加、22日に地理A、Bで誤植訂正のお知らせが大学入試センターのホームページに掲載された。

 具体的な訂正内容を見てみると、世界史Aでは原子力発電や核実験に関する「第2問」Cの「問9」。当初は 選択肢2の「アメリカ合衆国のスリーマイル島で、原子力発電所の事故が起こった」が正解肢だったが、選択肢3の「日本とアメリカ合衆国は、1963年に部分的核実験停止(禁止)条約に調印した」も正解とした。

 地理A、B は、設問グラフ中の農業算出額の単位の誤植。「千万円」が正しいところ、「億円」となっていたというもの。ただし、こちらについては、単位が間違っていても、正答を導きだすことができるので採点上の是正措置はしないとのこと。

 大学入試センターは、昭和54年度の共通一次試験の導入からそれに代わる大学入試センター試験まで、一貫して問題作成を担ってきた。それ以前の大学入試に見られがちな難問奇問を排除し、良質な問題の出題してきたことで、高等学校等から高い評価を受けてきた。また、取り入れる私立大学も増えてきている。

 多くの受験生にとって「人生をかけた」と言っても過言ではない試験なだけに、正答にぶれがあるような出題や不要な誤植で受験生を惑わせることのない問題作りをお願いしたい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2008/1/29 8:57:23
    センター試験、ミスのない年ってあったのかな?
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