公立小・中で宿題量は増、体験的活動は減―ベネッセ調査
Benesse教育研究開発センターが、第4回学習指導基本調査速報版を公表した。これは全国の公立小・中学校の教員および校長を対象に行われる意識調査で、1997年から実施されている。
今回の調査では、教員が重視する指導内容や宿題の量などが、10年前と比較すると大きく変化していることや、小・中学校どちらも7割以上の教員が忙しいことに悩んでいることなどがわかった。
この調査は2007年8月〜9月に、公立小・中学校の教員3981名、校長1087名を対象に行われた。調査は教員調査と学校調査に分かれているが、教員調査では、出勤や退勤の時刻、授業で用いている学習方法、宿題の頻度や1日あたりの量などが質問項目となっている。
2002年に実施された前回の調査と比べ、小学校において1日あたりの宿題量が増加し、授業で市販の教材を利用する割合が高まるなど、文部科学省の「確かな学力向上」の施策が進められる中、学校現場での学力向上を重視する傾向が明らかになった。一方で、調べ活動や体験的活動を授業に多く取り入れる割合は小・中学校ともに減少した。
また、退勤時間が遅くなる傾向や、教材準備の時間が取れないという悩みが多いなど、以前の記事でもお伝えしたように、多忙な教員の姿も改めて浮き彫りとなった。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
短い3学期に読書100冊という宿題だけで、毎日の時間がなくなる今日この頃です。
なんか、無謀…
算数なんて1、2年の教科書の内容といったら…。「形遊び」なんて、幼稚園でやったような内容で、参観していても退屈になってきました。