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公立小・中で宿題量は増、体験的活動は減―ベネッセ調査
kyoikujin
2008/2/6 掲載

 Benesse教育研究開発センターが、第4回学習指導基本調査速報版を公表した。これは全国の公立小・中学校の教員および校長を対象に行われる意識調査で、1997年から実施されている。
 今回の調査では、教員が重視する指導内容や宿題の量などが、10年前と比較すると大きく変化していることや、小・中学校どちらも7割以上の教員が忙しいことに悩んでいることなどがわかった。

 この調査は2007年8月〜9月に、公立小・中学校の教員3981名、校長1087名を対象に行われた。調査は教員調査と学校調査に分かれているが、教員調査では、出勤や退勤の時刻、授業で用いている学習方法、宿題の頻度や1日あたりの量などが質問項目となっている。

 2002年に実施された前回の調査と比べ、小学校において1日あたりの宿題量が増加し、授業で市販の教材を利用する割合が高まるなど、文部科学省の「確かな学力向上」の施策が進められる中、学校現場での学力向上を重視する傾向が明らかになった。一方で、調べ活動や体験的活動を授業に多く取り入れる割合は小・中学校ともに減少した。

 また、退勤時間が遅くなる傾向や、教材準備の時間が取れないという悩みが多いなど、以前の記事でもお伝えしたように、多忙な教員の姿も改めて浮き彫りとなった。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
6件あります。
    • 1
    • 小2の母
    • 2008/2/7 17:52:50
    ほんと、宿題量多いです!
    短い3学期に読書100冊という宿題だけで、毎日の時間がなくなる今日この頃です。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2008/2/8 8:56:16
    え、ひゃくさつ!?
    なんか、無謀…
    • 3
    • 名無しさん
    • 2008/2/9 7:52:50
     宿題の量多いですよね。学力向上も必要だと思いますが、小学生のころは外で元気に遊ぶことも大事だと思うのですが、他人との関わりが減っているから社会性がなくなっていくんだとおもうのですが・・・。
    • 4
    • 4年生母
    • 2008/2/9 17:01:34
    うちは逆に宿題なくて大丈夫か心配です。家庭で意識してやらせてるか塾へ行かせるかしないとどんどん学力が落ちていきそうですね。学力ってなんだろうと思うときもありますが、小学校のうちはきちんと読み書きなどの最低限の事は学ばせてほしいと思います。
    • 5
    • 名無しさん
    • 2008/2/9 23:20:45
     中学へ行くと宿題は出ませんよね。全部子どもに任せられる状態になります。だから、自分でやる子はのびるしやらない子はどんどんできなく落ちこぼれていきます。結局は誰のためにやるのかです。そう考えると小学生の段階から自主勉強をさせる必要があると思います。どんなものを自主勉強としてやればよいかという具体的なものの提示は必要だと思いますが、やらなければ後に苦労するのは自分だということを自覚できるまでは難しいですよね。自分の時は、中学校でテスト順位が張り出されていたので、下の方だと恥ずかしいから一生懸命頑張りました。もちろん小学校の時はほとんど勉強していません。
    • 6
    • 名無しさん
    • 2008/2/12 8:52:20
    宿題が少なくても、学校で教科書の内容さえしっかりやていれば、安心といった状況ではなくなりましたよね。
    算数なんて1、2年の教科書の内容といったら…。「形遊び」なんて、幼稚園でやったような内容で、参観していても退屈になってきました。

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