教科書検定の結果公表、「脱ゆとり」始まる―文部科学省
2008/3/26 掲載
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文部科学省は25日、高校高学年向け教科書の検定結果を発表した。主に高校3年生が使用する教科書48点が申請され、「生物2」1点を除く47点が合格した。
今回の検定は2009年度から使用を開始する教科書のもの。高校高学年のほか小学校も対象だったが、小学校は11年度の新指導要領実施に伴う全面改訂を控えていることから申請はなかった。現行の「ゆとり」指導要領に基づく教科書検定は、事実上最後となった。
25日の読売新聞が伝えるところによると、「『脱ゆとり』を先取りし、数学や国語、英語などの主要教科で難易度を引き上げるなどした教科書が多かった」とのこと。小中学校の新指導要領は、09年度から理数が先行して実施される見込みだが、今回の高校3年生の教科書も新指導要領の実施を待たずに「脱ゆとり」を前倒しする形となったようだ。
- 新しい学習指導要領(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm - 小・中・高校教育に関すること>教科書(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/main3_a2.htm - 教科書検定審議会、議事公開の検討を始める(2008/2/29)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20080112
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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