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和田中PTAが地域本部へ編入―地域・保護者との連携強化
kyoikujin
2008/3/24 掲載

 大手進学塾SAPIXと提携し平日の夜に受験勉強をする「夜スペ」などで話題を呼んだ杉並区立和田中学校が、この4月から独立組織としてのPTAを廃止し、保護者のOB・OGと地域ボランティアから構成される地域本部に編入することを発表した。

 事務作業やイベントへの参加など、PTAの仕事について大幅な見直しを図り、保護者の負担を軽減する。また、杉並区のPTA協議会からも脱退するとのこと。編入されたPTAは「地域本部・現役保護者部会」と呼称され地域本部の一部となる。

 和田中の地域本部は、学校内に拠点がある任意団体で、「夜スペ」や3年生までに英検準2級合格を目指す「英語アドベンチャーコース」などを主催している。他にも平日の図書館の運営や学校の緑の維持管理などに学校と協力して取り組んでおり、PTAを編入させることで、名実共に保護者と地域、学校が協力して子どもの学びをサポートする組織としての体制を整えるねらいがある。

 一方、文部科学省は、地域の繋がりの希薄化が子どもをめぐる様々な問題の背景にあること、また教員の業務軽減をねらいとして、全国の中学校区単位に学校支援地域本部を設置する事業を計画しており、平成20年度に50億4000万円の予算を要求している。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 2008/3/24 21:47:02
    和田中の取り組みはおもしろいと思います。

    問題はいつまで今の思いを持ち続けられるかです。
    国は指導要録や法律を作って指導の質の安定的な供給のシステムを作ってきたのですから。

    継続は力なり。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2008/3/25 9:19:51
    >1
    それはその通りですね。
    あとは、現場での良い取り組みがあったなら、国が拾い上げて、
    全国的な施策にして維持できるようにしてあげることも大事かと。
    今は国から現場へ一方通行ですからね〜。

    しかも文科省は前回は一方通行の思いを伝え切れなかったのが失敗と、
    今回はしつこく周知徹底を計っていくようですね。
    必要なのは伝えることより聞くことじゃないかと思うのですが。
    まぁ文科省そのものにコミュニケーション能力がないってことで。
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