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チャイルドシート使用率が5割回復―JAF・警察庁調査
kyoikujin
2008/6/20 掲載
takata04-neo NV (ネイビー)

 警察庁とJAFが合同で調査したチャイルドシート使用状況調査(2008)によると、2008年の使用率は50.2%となり、2003年の調査以来、5年ぶりに5割を回復したことがわかった。

チャイルドシート使用率の推移
使用率
2002年 52.4%
2003年 51.7%
2004年 47.4%
2005年 49.1%
2006年 49.4%
2007年 46.9%
2008年 50.2%

 同調査は、6歳未満の幼児を乗せている自動車を対象に、聞き取りまたは目視により、チャイルドシートの着用率を調査したもの。

 年齢別に見ると、1歳未満については使用率が79.1%に上るが、1歳〜4歳では50.8%まで下がり、5歳児の使用率は26.0%にとどまった。チャイルドシートを使用していない5歳児の場合は15.4%が大人用シートベルトを着用しているものの、約半数の48.9%がシートにそのまま着座している。

 また、同調査ではチャイルドシートを使用している幼児に対し、取り付け状況や着座状況についても調査を行なった。その結果「腰ベルトの締め付け不足」「車両シートの形状との不適合」といった取り付け状況に問題があるケースは69.0%にのぼり、「体格不適合」などの着座状況に問題があるケースも40.7%という結果だった。

 警察庁によると、チャイルドシートを使用していない場合、交通事故による死亡重傷率は使用している場合に比べて2倍高くなるという。また、チャイルドシートを使用している場合でも、正しく使用している場合と、そうでない場合では死亡重傷率に3倍の開きがでてくるとのことだ。子どもを自動車に乗せることがあるドライバーは、もう一度正しい使用方法について確認してみてはいかがだろうか。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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