新聞各紙の報道によると、文部科学省は30日から2日間の日程で、新学習指導要領の中央説明会を開いた。この説明会は、2011年から完全実施される小学校での学習指導要領を徹底させるために開かれたもので、各教育委員会の指導主事などが出席した。今後も同様の説明会が、兵庫県や福岡県で開かれる予定だ。

　今回の説明会は、前回の学習指導要領改訂の際、趣旨が十分教育現場に伝わっていなかったことなどを踏まえ、より一層理解を深めるために行われたもの。

　説明は、文科省が教科ごとに作成した解説書をもとに行われた。先日のきょういくじん会議でもお伝えしたように、社会科の解説書には初めて「沖縄戦」が明記されたが、説明会では日本の領土に対する認識を深める指導などについての説明があったようだ。