指導要領「解説」外国語活動(英語)編―会話の具体例示す
2008/7/4 掲載
- 教育ニュース
- 学習指導要領・教育課程
1日に文部科学省のホームページで公表された小学校学習指導要領の「解説」。2011年から、5、6年生で週1コマ導入される外国語活動編(zip)では、外国語活動が新設された経緯や目標の他、あいさつや自己紹介といった、コミュニケーションの場面で使用する英語の例などが示された。
使用する英語例については、あいさつや自己紹介などの場面ごとの例のほか、お礼を言う(“Thank you.”)や気持ちを伝える(“A:How are you? B:I'm fine/happy.”)などの、コミュニケーションを円滑にする英語の具体例も示された。
外国語活動は学校の裁量で来年度からの前倒しが可能なこともあり、実施に向けた条件整備も進んでいる。拠点校で試行版が活用されている「英語ノート」は、指導を支援する付属CD、教師用指導資料、またデジタル教材とともに、来年度までに全小学校に配布されることになっている。また、指導主事などを対象とした指導者研修も実施され、CD付の「小学校外国語活動研修ガイドブック」が5、6年の全学級担任に配布されるなど、円滑な導入に向け着々と準備が行われている。
外国語(英語)活動は、すでに9割以上の小学校で総合的な学習の時間などを利用して実施されているが、内容や時数には相当のばらつきがある。解説でも述べられているように、
学校や学級の実情に合わせて弾力的に扱う
ことに留意しつつ、解説の英語例を使ったり、英語ノートを活用したりすることで、外国語活動が、今後一層の充実するとともに、中学校の英語に効果的につながっていくことを期待したい。
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syokaisetsu/index.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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