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修学旅行の延期・中止は約2割―文部科学省調べ
kyoikujin
2009/6/2 掲載

 全国の公立小・中・高等学校及び中等教育学校のうち、約2割の学校が修学旅行を中止または延期を行ったとのことが、文部科学省の調査でわかった。同省では、修学旅行の教育的意義や児童生徒の心情等を考慮し、既に取りやめた学校においても改めて実施を促したい考えだ。

 この調査は、5月22日現在で各都道府県・各指定都市教育委員会が把握している状況をとりまとめたもの。
 これによると、「中止又は延期」した学校は20.4%、「検討中」は8.5%、「中止又は延期せず」は71.1%だった。
 また、中止した学校2594校のうちキャンセル料が発生したのは、7%にあたる181校。このうち、キャンセル料の負担は「保護者」が28校、「自治体負担」は45校、「調整中」は108校という結果だった。

 文部科学省はこの調査報告の中で、キャンセル料を自治体が負担した場合、2009年度補正予算に計上されている「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」が活用できる旨通達している。
 なお、財団法人日本修学旅行協会の調査・研究によると近年の修学旅行の費用の平均は、小学校で約2万5千円、中学校で約6万円、高等学校で約10万円程度となっている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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