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薬物乱用防止教育に一定の成果―関西大学調査
kyoikujin
2009/6/25 掲載
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  • 生活・生徒・進路指導

 関西大学は25日、薬物に対する学生の意識調査の結果を発表。大麻などの薬物が学生に手に入りやすくなっている実情が明らかになる一方で、高校までの薬物乱用防止教育に一定の成果があがっていることもわかった。

 調査は今年4月に実施され、新入生を中心に6,089人が回答。大麻を使用しているところを実際に見たことがあると回答したのが2.5%、大麻を入手することができると回答した学生は33.2%に達した。

 大麻に関する知識を問う質問では、7割近くの学生が心身への悪影響を知っていると回答。その知識をどこで知ったのかという質問には85.1%の学生が小・中・高校の授業と回答し、薬物乱用防止教育の成果が見て取れる結果となった。一方、「かっこいい」「気持ち良くなれる気がする」などの薬物を肯定するような回答をした学生が6.8%、大麻を使うことは「他人に迷惑をかけなければ個人の自由」と回答した学生も8.8%にのぼり、見過ごせない数字となった。

 また、飲酒や喫煙に対する意識についても調査しているが、お酒を飲む(飲みたいと思う)との回答が54.0%と過半数を超えたのに対し、煙草を吸う(吸いたいと思う)との回答は僅か4.2%に留まり、世界的な禁煙運動の高まりで喫煙に対する意識が厳しくなる一方で、お酒に対してはかなり寛容という対照的な結果となった。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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