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『LD,ADHD&ASD』2014年4月号の特集テーマは、ソーシャルスキルトレーニングをユニバーサルデザインしよう!です。
LD,ADHD,ASD(自閉症スペクトラム障害)など発達障害のある子どもは行動面でのつまずきを持ちやすく、通級指導教室など特別な場で、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の指導を行い、その課題に取り組みます。一方、通常の学級でも、少子化の影響か友達づきあいの下手な子どもが増え、学校で学ぶべきは対人的な適応力とも言われるようになってきました。
そこで、本号では、Aちゃんの苦手さにフィットする指導はみんなにもフィットするのでは…とユニバーサルデザインの視点でソーシャルスキルトレーニングをとらえて特集が組まれています。
このソーシャルスキルトレーニングの実践。何よりまず、面白いです! 通常の学級における「やさしさ貯金」「ふわふわことばツリー」などの実践は学級づくですぐに活かせる内容です。通級指導教室での「赤玉投げゲーム」などゲームを通してルールを守ったり、負けても怒らない態度の育成を狙う実践は楽しく学び深いですし、「コラ1つウソを重ねてコラコラコラ!」と格言で学ぶ「コミュニケーション相談所〜コミュニケーションの格言〜」の実践からは、気づかされることが多くあります。
提言も本号は豪華2本。ユニバーサルデザインの視点から小貫悟先生(明星大学)が、専門的な指導の視点からは岡田智先生(北海道子ども発達臨床研究センター)が貴重なご意見を述べられています。
また、特集に合わせたように掲載されている授業のユニバーサルデザイン研究会代表・桂聖先生(筑波大学附属小学校)のエッセイも必読です。
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