- 特集 教師の適格性が問われる業績評価
- 提言・教師の適格性を問う人事考課とは?
- 教員評価の光と影―学校評価との関連で
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- 支援的コミュニケーションを意図した人事考課への期待
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- 公務員一般の人事考課ではムリ
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- 「勤評」を教訓として向上的な人事考課を
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- 人事考課を実効性のあるものに
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- 評価制度成功のカギを探る
- 能力開発による組織活性化を目指す
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- 成功のカギは《意識改革》と《能力育成》
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- 教員の構成的競争を生む評価制度
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- 子どもと保護者の姿と声に報われる
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- 教師の人事考課に現場は提起する
- 業績評価は通知票と連動させる
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- 校長の評価能力に期待する
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- 授業力の評価を第一に考えてほしい
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- 人事考課制度に対する不安
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- 本立ちて道生ず―人事考課の条件
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- 教師の人事考課に校長は提起する
- 励みになり元気が沸く評価を
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- 管理職に丸投げされた制度は機能しない
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- 人事評価の納得性をいかに高めるか
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- 「力量アップ」にどう励むか
- 小さな工夫の積み重ねが力量をアップさせる
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- 力量アップの秘訣は模擬授業をする以外にない
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- サークルで腕を磨くのがベスト
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- 「授業をする、斬られる、いい授業をする」を繰り返す
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- 授業の腕を上げるには授業をするしかない
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- 教育ニュース・ズームアップ
- 1)中教審に指導要領改善審議を要請 2)中教審が幼児教育の在り方を答申
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- 「授業批評の力」を鍛える (第2回)
- 漢字指導のユースウエア
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- 授業を変える学習集団づくり (第2回)
- 学習集団とは何か
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- 校長が学校を変える (第2回)
- 抵抗勢力は無視をする
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- TOSS授業技量検定受検のドラマ (第2回)
- TOSS授業技量検定は、言い訳無用の世界
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- 続・TOSS授業技量の検定 (第2回)
- 毎時間の授業開始の儀式を強要する校長・指導主事には授業技量判定能力がない
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- なぜ検定外・算数教科書を創ったか (第2回)
- 現行教科書の克服と新学期の授業勝負
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- 編集後記
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■編集後記
〇…「教員評価」政策が全国各地で広がり始めています。文科省は〇一年度から「新しい教員の人事管理の在り方に関する調査研究」を全都道府県・政令指定都市に委嘱し、「指導力不足教員に関する人事管理」及び「優秀な教員の表彰制度」の検討・制度化を推進しています。すでに法改正によって、免職や配置転換等を含めた「指導力不足教員」への明確化が〇二年から可能となっています。
全国にさきがけて教育職員の人事考課制度を取り入れた東京都の資料を見ると「業績評価」について、「能力と業績に応じた人事管理を通じて、教育職員一人ひとりの資質能力を向上させるためには、職務遂行状況等について的確に把握するための評価制度が必要である」としています。
〇…さらに業績評価を行う主要な目的を次のように上げています。「第一に、職務遂行を通じて挙げた実績やその過程における努力等について積極的に評価するとともに、いまだ不十分な点やさらに伸ばすべき点についての適切な指導育成の方策を見出すことにある。第二の目的は、教育職員のモラールの向上や学校組織の活性化を図るため、業績評価の効果を給与や昇給等に適切に反映させることにある。具体的には、職務遂行を通じて挙げた実績及びその過程における努力等を給与等に適切に反映させるとともに、教育職員の資質能力や適性などを把握して、昇給や適材適所の校内配置・異動を行うために活用する」と。
〇…今や指導力不足教員の問題は、国民教育の存亡にかかわる重大な問題となっており、そのための対策として「業績評価」が全国的に拡大する傾向にあります。本号は、その是非をめぐる問題解明の特集です。
〈江部 満〉
〇…「こんなふしぎなことってあるのかって警察でもびっくりされた―」
小誌の江部編集長の春の快(誤植にあらず)談です。川口市の家の近く迄来たところで、つけてきたらしい若い男に、カバンをひったくられた……というのが、起―始まりです。
承―はというと。
勇敢にも?奪いとろうとする相手の手に空手チョップをかけた、でも…。
相手から「あいつなら奪える」と目をつけられただけのことがある高齢故、簡単にもっていかれたようで。その時、〝ドロボー〟と叫び、金はやるから、書類は返してくれとの懇願したとはさすが……。
転―警察で事情聴取されたのは当然としてウン十万も現金を持歩くのは危険と諭され、人生観も変った……とか。
それから10日。結―は何と、奪われたカバンが現金ともども近所のマンションに放置され戻ったとか。ところで、人生観の方は多分、ブーメランでしょう。
〈樋口雅子〉
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- 明治図書