社会科教育 2008年8月号
新要領“地域資源学習”で変わる教材開発

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社会科教育 2008年8月号新要領“地域資源学習”で変わる教材開発

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ジャンル:
社会
刊行:
2008年7月8日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新要領“地域資源学習”で変わる教材開発
“地域資源学習”の資源―私の読解ポイント
社会の形成に参画する基盤づくり
加藤 寿朗
村丸ごと生活博物館(熊本県水俣市)
江間 史明
地産池消と地域分業
澁澤 文隆
新指導要領の地域学習:その全体像を読み解く Q&Aで迫る=安野調査官へ10人の質問
新旧の地域資源学習の可能性
安藤 輝次
「郷土」概念の復活を希望する
山口 幸男
内容がかなり明確になったが
有田 和正
フィールドワーク指導力量の向上を
寺本 潔
「地域学習」と「領土」の学習
向山 行雄
平成の大合併以後の地域学習を如何にしますか?
伊藤 裕康
「観光資源」の学習は有効ですか
桜木 泰自
「よりよい社会の形成に参画する資源や能力の基盤を培う」授業イメージ
岡ア 誠司
地域学習で「考えたことを表現する力」が付加されたが、その意図とは?
宇野 善久
3・4年の目標と内容を一つにまとめる意義はどこにあるのでしょうか?
臼井 忠雄
なぜ地域資源学習なのか―地域学習で変わった点・変わらなかった点
伊東 冨士雄
“地域資源学習”の教材開発―切り口はどこか
“観光立国”
山 佳己
“地域の特色を生かす”
松本 康
“地域を再発見する”
鈴木 佳典
“世の中への貢献”
三大寺 敏雄
“地域の再開発”
佐長 健司
“地域に生きる人―自然環境”
吉田 和義
“地域に生きる人―地場産業”
栗原 久
“地域に生きる人―伝統文化”
酒井 喜八郎
“地域に生きる人―食育名人”
遠藤 敬
“地域への誇り・愛着と資源の関係”
脇 規洋
新指導要領“地域学習”と副読本作りの改革点
指導要領改訂の趣旨を形に
土井 謙次
副『読本』からの脱却
川勝 公二
地域学習の探究視点
佐藤 正一郎
地方でも世界に羽ばたく農業・企業あり
大里 文男
“地域資源の保護・活用”―わが県の一押しはこれだ!
北海道
宮崎 正勝
青森県
猪瀬 武則
岩手県
佐藤 幸也
秋田県
藤倉 欣浩
山形県
渋谷 光夫
宮城県
谷口 和也
福島県
石井 研也
茨城県
小林 修
群馬県
原口 美貴子
栃木県
川口 英利
埼玉県
桐谷 正信
千葉県
戸田 善治
東京都
中田 正弘
神奈川県
小松 眞
山梨県
深澤 秀興
静岡県
池 俊介
新潟県
伊藤 充
長野県
中島 博文
岐阜県
小川 敏雄
愛知県
西尾 一
三重県
森脇 健夫
富山県
水上 義行
石川県
砂田 武嗣
福井県
寺尾 健夫
滋賀県
大前 宣徳
京都府
水山 光春
大阪府
田中 清隆
奈良県
米田 豊
和歌山県
藤井 英之
兵庫県
河本 学
岡山県
小川 晶子
広島県
児玉 康弘
山口県
白石 健一郎
鳥取県
本井 訓
島根県
作野 広和
徳島県
稲井 智義
香川県
寺嶋 俊秀
高知県
明石 芳文
愛媛県
鴛原 進
福岡県
樋口 正和
佐賀県
小宮 宏
長崎県
吉武 徹也
熊本県
村上 浩一
大分県
永田 忠道
宮崎県
鈴木 健二
鹿児島県
田邉 源裕
沖縄県
嘉納 英明
地域とのかかわり調べ―コピーして使えるカード集
インタビューの心得カード
勇 和代
調べ作業の心得カード
筧田 貴之
見学体験の心得カード
村田 耕一
アンケートの心得カード
宍戸 威之
ネット検索の心得カード
川原 雅樹
小特集 夏休みの愛読・必読・積読=私のお勧め
『プライバシーの哲学』仲正昌樹著(ソフトバンク新書、二〇〇七年)
吉永 潤
社会科授業力をみがくために
梅津 正美
「都市」「広告」「裁判」
渡辺 尚人
「神道って何」と問われたらどう答えるか
出原 真哉
地図を読む
田代 博
「本に読まれないで本を読む」
森 隆夫
文学と社会研究の結合
棚橋 健治
勝間和代著『お金は銀行に預けるな』金融リテラシーの基本と実践
山根 栄次
表紙まちがいさがし
どこかおかしい アメリカの寿司屋さん
谷 和樹
大人の社会科見学―大人気の博物館&施設 (第5回)
復元された森将軍塚古墳から古墳時代を学ぶ
千曲市森将軍塚古墳館学芸員 佐藤 信之
生徒も先生もご当地検定にトライ! (第17回)
みんな、栃木のことがわかるかな?
石黒 基國
おヨソの国から見た「日本&日本地図」 (第5回)
フィリピン共和国から見た日本
河田 孝文
舌の根が乾かぬうちに (第5回)
どうして「シナ」か?
大月 隆寛
経済の視点なくして社会科が成立するか―お金の流れと社会科授業― (第5回)
「会社」ってなに
岩田 一彦
“歴史事件”を現代の裁判制度で読み解く (第5回)
“分国法と刑法”
橋本 康弘坪川 敏幸
小学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第5回)
広い視野から地域社会や我が国の国土に対する理解を深める指導
安野 功
中学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第5回)
歴史的分野の改訂における基礎的・基本的な内容の習得
中尾 敏朗
“動く歴史事実”と“動いた教科書記述” (第5回)
「五大文明」の一つ? 三内丸山遺跡が変えた縄文時代像
渡部 哲治
身近な題材でする金融学習 (第5回)
「会社のしくみと役割」の授業化・教材化
柳澤 一輝
教室直結コピーページ 社会科基本学力の指導 (第5回)
都道府県
新村 勲
世界の国々
染谷 幸二
時代の流れ
谷岡 眞史
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第125回)
熊本県の巻
横山 幸生
編集後記
樋口 雅子
“日本の世界遺産”を発問クイズ (第5回)
古都京都の文化財の疑問!?に挑戦
大島 英明

編集後記

◯…新学習指導要領社会科は、予想以上の?静かなる変革を促す仕掛けがあるように思います。

教科の目標では、

現行が、「〜国際社会に生きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として〜」

新要領は、「〜国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として〜」

となっていて、興味をそそられます。

たしかに、「平和的な」の〈的〉は、目指す目標ではありますが、別な選択肢もあるという解釈の余地を残しているとも受け取れそうです。

3・4年の目標(1)は、現行が、「地域の産業や消費生活の様子、人々の健康な生活や安全を守る〜」

新要領は、「地域の産業や消費生活の様子、人々の健康な生活や良好な生活環境及び安全を守る〜」

となっていて、〈良好な生活環境〉が挿入されているところも興味深く思いました。

ま、それはともかくとして、今月号の特集は、〈地域の資源を保護・活用〉という、初登場の、〈地域の資源〉という文言を取り上げて、社会科教育の社会科たるゆえん?でもある地域学習が大きく変わるであろう点に迫ってみました。

実は?この問題、新要領案を見たときにもひっかかってはいたのですが、つい先日、社会科担当調査官の安野先生にお会いする機会に、この問題への思い入れ?を伺いました。

私には文面からは読み取れなかった?深層をナマでお聞きし、これから取り組みが始まる副読本にも大きな影響を与えるであろうと思い企画しました。

〈樋口雅子〉

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