学校運営研究 2001年12月号
奉仕活動・ボランティア―導入課題27

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学校運営研究 2001年12月号奉仕活動・ボランティア―導入課題27

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2001年11月
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 奉仕活動・ボランティア―導入課題27
奉仕活動・ボランティア法をどう思うか―論点・争点を考える
「ボランティア」と「ボランティア活動」は違う
新富 康央
「奉仕」への活動の手順を考えたい
陣川 桂三
予算措置等の条件整備を
嶋ア 政男
教育情報センター発 奉仕活動・ボランティア法成立の経緯と今後の施策
全国に奉仕体験センターを設置
安達 拓二
奉仕活動・ボランティアの導入=学校の検討課題はここだ
時間枠・カリキュラム編成の焦点はどこか
奉仕活動の日常化を
森 隆夫
「総合的学習の福祉」との関連をどう考えるか
「総合的学習の福祉」とは区別し、相補関係の創出を
竹川 訓由
「道徳の時間」との関連をどう考えるか
道徳の時間は奉仕活動・ボランティアを実践する時間ではない
押谷 由夫
受け入れ側への配慮点はどこか
学校がすべき受け入れ側への配慮点
古泉 忠之
指導要録への記入でおさえる点はどこか
奉仕活動・ボランティアの教育意義と教育課程への位置付けの研究を
安野 功
奉仕活動・ボランティアにどんな内容があるか―私の導入プログラム
子供の自主性を促すのは「気付き」
鈴木 陽一
新教育課題につながるカリキュラムの中でのボランティア
柴田 義弘
ボランティアは“My pleasure”
山下 辰夫
奉仕活動・ボランティアの体験校に聞く
奉仕活動・ボランティアで子どもはどう変わったか
共生の心を育むボランティア活動
藤本 信次郎
奉仕活動・ボランティアで親や地域はどう変わったか
地域の人たちと共に
広山 海記子
奉仕活動・ボランティアで学校の雰囲気はどう変わったか
主体的な活動が明るい雰囲気を作る
坂井 英一
奉仕活動・ボランティアで21世紀の学習体験を!
盲聾唖者への奉仕活動・ボランティアにどんな活動があるか
寄付金つき模擬店を子どもに任せる他、四つの事例プラン
小林 幸雄
老人への奉仕活動・ボランティアにどんな活動があるか
一人ひとりの自己実現を目指す福祉ボランティア活動
横山 高芳
地域への奉仕活動・ボランティアにどんな活動があるか
心が育つボランティア活動
与古田 徳造
環境保全への奉仕活動・ボランティアにどんな活動があるか
まず自然への直接体験から奉仕の心を
勝俣 武男
奉仕活動・ボランティア=我が校は…今,こんなことをやってる!
心のこもった奉仕・心を育てるボランティア活動
山田 武士
足元からできるボランティアを!
中村 圓
プチボランティアからボランティアへ
水上 庄子
子供の確かで豊かな学びを求めて
池永 保皓
浜清掃とリンクした道徳授業
杉中 規彦
諸外国の奉仕活動・ボランティア=どんなことが行われているのか
ドイツの奉仕活動―学校以外の場における奉仕活動
坂野 慎二
アメリカに見る学習としての奉仕的活動
宮崎 猛
わが校の教育環境づくり ポイントはここだ (第9回)
未来を拓くこころ豊かな子―赤松小の伝統を継承する環境―
坂本 正彦
不思議の国の教育論議 (第9回)
「マーケット」という発想ができない不思議
ピエールリブロー
職員室の困ったさん (第9回)
なぜ「反対」するのか
藤尾 那賀乃
こう変わる こう変えよう教育評価・評定 (第9回)
評価規準等の用語の意味について
工藤 文三
校内研究会の戦略と戦術 (第9回)
「良い・上手い授業」参観のすすめ(3)
志水 廣
同時進行ドキュメント●校長はどこまで仕事が出来るか (第9回)
二学期始めの職員会議
大森 修
子どもの満足度を調べる
向山 行雄
ポートフォリオで自己改造―仕事に自信と達成感が持てる作成術― (第9回)
校内研修とポートフォリオ文化
小田 勝己
アメリカ発 だれにでもできる“校内暴力”対応法―非暴力的危機介入法の理論とエクササイズ― (第9回)
CPI非暴力的危機介入法を身に付けよう
新福 知子
〜いじめの苦しみ,絶望から子どもたちを救うために,今立ち上がろう!〜
文教ニュース
公立学校の情報教育実態調査/不登校者の追跡調査まとまる
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
あらふしぎカラーマジック 集中力は生きる力の源である (第9回)
とっておきの教材や教具ができたら、商品化をめざそうA
三原 隆雄

編集後記

○…注目されてきた教育改革関連3法が、成立しました。これで成立済みの、少人数・習熟度別学級の導入などに関するものなど、教育関連の6法案すべてが成立しました。

 今回特集する「奉仕活動」は、周知のように、昨年の教育改革国民会議の提言に基づくものですが、学校教育法で、「ボランティア活動など社会奉仕体験活動、自然体験活動その他の体験活動の充実に努める」ということになり、当初いわれていた義務化を見送り、期間や内容を学校の自主的判断にゆだねることとしています。

 しかし、その一方で、「積極的に取り組んだか」など、子どもの実態を指導要録に記載するとするなど、取り組み漏れのないよう?歯止めもかけられたともいえる対応となっています。

 ところで、この法案の成立までの経緯は、まさに紆余曲折という言葉がぴったり…という気がします。そもそも、奉仕という言葉そのものへの抵抗をはじめ、強制はいかがかという声など、さまざま議論をよんだことから、ボランティア活動という文言が入ったようです。

 もちろん、教育に強制でないものなどない…という反論など、いろいろありましたが、少子高齢化社会の必然としても、子どもの自主性にゆだねる…というような暢気に参加を待っていられない事態がそこまできていることはいうまでもありません。

 そのようなことからも、奉仕活動・ボランティア活動のメニューを沢山もっていることが求められていると思います。

 本号は導入にまつわるさまざまな問題にアプローチしていただきました。

(樋口雅子)


○…教員採用氷河期、一気に「雪解け」という新聞報道が目についた。首都圏や関西圏の都市部を中心に小学校教員の採用数が来春、大幅に増えるというニュースだ。全国の採用総数は七三〇〇人になる見通しという。子どもの数の減少に歯どめがかかったことと少人数授業を進めるためにという。久しぶりの朗報である。

(江部 満)

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