- 特集 通知表改定―モデルに学ぶ見直し点20
- 新通知表―どこに重点をおいて変えたか―と聞かれたら
- 特色ある教育を生かす通知表
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- 学習の達成度を明確にする
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- 通知表の改善をどう進めるか
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- 新指導要録でどんな通知表が可能になるのか
- 絶対評価にたつ通知表の“ハードとソフト”の紹介
- 「評価の共有を実践する通知票」を目指して
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- 相対評価を加味した通知表の“ハードとソフト”の紹介
- 集団の中での相対的位置を明らかにする
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- 二学期制の通知表の“ハードとソフト”の紹介
- 個を生かしたゆとりある評価を
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- 2003年度通知表―改定への検討課題はどこか
- 絶対評価への切り換え=見直し点はここだ
- 「記録」より「次へのステップ」重視へ
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- 各教科到達度の基準=見直し点はここだ
- 評価活動の洗い出しを行い,再点検する
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- 総合の評価の規準=見直し点はここだ
- 子どもの学習を促進する評価規準の更新
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- 新通知表時代のアカウンタビリティ―QA課題のポイント
- 絶対評価と相対評価:違いと共存の可能性?
- 絶対評価と相対評価を生かす通知表の在り方
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- 絶対評価では学級全員に5は可能か?
- 教師の評価活動の準備と手続きが適切で妥当かどうかが問題
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- 絶対評価は到達水準を低くするのでは?
- 達成規準をどこにおくか,その評価規準の設定が問題
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- 到達させられない教師はダメ教師か?
- 「ダメ教師」ではなく,「ダメ学校」にならないために
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- 指導要録と通信簿記述は同じなのか?
- 違ってもよいが,保護者への説明に耐え得る記述を
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- 新通知表の“形式と記述”―どんな工夫があるか
- “学習の記録”欄
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- “総合的学習の記録”欄
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- “子どもの行動の記録”欄
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- “総合所見”欄
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- 我が校の新通知表の評判と見直しのポイント
- 子どもがわかる通知表をめざして
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- 元気とやる気の出る通知表に
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- 三者で創る相互評価表「ともそだち」のねらいと実際
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- わが校のIT戦略 (第7回)
- 大阪府松原市立布忍小学校
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- 学校ボランティア―こんな活動こう創る (第7回)
- 遊びを通して地域の宝を育てる
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- 本当にこれがよい授業か (第7回)
- “授業名人”の授業への疑問
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- 予備校に聞こえてくる“学校への不満” (第7回)
- 罪なマスメディア(1)
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- 学校運営のためのプロジェクトマネジメント (第7回)
- プロジェクトコントロールのための前提と共通要素
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- 校長・教頭のための著作権の基礎知識 (第7回)
- 「著作権A」=「人格権」+「著作権B」
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- 人が人として育つために―学校歯科医からの教育発信 (第7回)
- 「保健だより」の場から―児童生徒や保護者への「情報発信ツール」として
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- 教育改革への私のビジョン (第7回)
- 時代が要請する教育の地方分権
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- ボランティア活動を支援する行政の課題と取り組み
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- 学校でする“絶対評価”への切り換えポイント (第7回)
- 指導と評価の一体化に向けて(その1)
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- 戦後教育が“善意”で犯した罪 (第7回)
- “指導と支援”について
- 「支援」を強要する管理職・指導主事が日本の教育を歪めた
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- 腑抜けの「支援者」
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- 支援中心の指導は、徹底指導の授業の上に成り立つ
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- 続・校内研究会の戦略と戦術 (第19回)
- 最近の現場指導からの報告
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- 文教ニュース
- 教科書制度の改善で審議会提言/青少年の奉仕活動に中教審答申
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- 編集後記
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- 修学旅行の新ネタ“知っている?” こんな京都 (第7回)
- できるのかできないのか? 鴨川歩道橋
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編集後記
○…このたびの新指導要録が、〈絶対評価の導入〉を打ち出したことにより、通知表の表現もかなり変わるはず―と思います。
もちろん、もう今の段階、5月中旬では、すでに作成されていると思いますが、「ほんとうにこれでよいのか」という不安を持っているところが多い…やに聞きます。
なんといっても、子どもも親も通知表には無関心でいられない!問題だけに、発信する側もいろいろな悩みがあるのではないでしょうか。
そこで、来年度に向けて、どういうところをどう見直していけばよいのか、本誌が刊行になる9月中旬ごろには、通知表の見直し作業が俎上に乗る時期となる…のではないかということで、〈改定への課題やポイント〉をご教示いただければと願いました。
(樋口雅子)
○…「個性尊重」「生きる力を育てる」「ゆとりと総合」といった教育改革のスローガンの下に、新しい教育課程が全面実施されてから早くも五か月を経過しています。
読者の皆さんの学校では、変化がどうあらわれていますか。子どもたちの「学び」に変化が見られますか。
マスコミを巻き込んだ「学力低下論」は、現在の教育を語る時のキーワードになっており、さすがの文部科学省も見過ごすわけにもいかなかったのでしょうか。来年度は学力アップの拠点校として「フロンティアスクール」を小・中約千六百校に倍増する計画を立てていると伝えられています。これまでの「フロンティアスクール」では、「できる児童・生徒」に発展的な学習を行う一方で、「つまずいた児童・生徒」には補充的な学習を行う習熟度別の少人数指導を取り入れたり、宿題や朝の読書を設けるなど学力向上等を実践してきています。
ことしの一月には「学びのすすめ」を文科省が全国へアピールするなど、「ゆとり教育」を是正するようなあわてかたでした。さらに戦後の基軸であった「相対評価」を「絶対評価」に改めるなど現場に衝撃を与えています。これからどうなりますか。
(江部 満)
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