学校運営研究 2003年12月号
現場激変に対応“校内研修のスポット”

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学校運営研究 2003年12月号現場激変に対応“校内研修のスポット”

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2003年11月
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 現場激変に対応“校内研修のスポット”
わが県レポート 「学校が直面!予想を超えた激変例」ベスト3
心・体・基礎基本
野口 勝明
「変革」が当たり前の時代に
佐藤 正寿
「研究通信」で日常的に研修を!
漆山 仁志
少人数学級→学力アップ欠席減少
沼澤 清一
数値目標を設定し学校の説明責任、結果責任を公開する学校も出てきている
星野 裕二
激変!足元を見つめる好機に―あせらず、あわてず、着実に―
井戸 紀子
学校を変える気概に教師が応えられるか
木村 重夫
約19%が5!!〜高校入試に絶対評価が導入される〜
今井 英弥
激変などありはしない激変と映るだけだ
伊藤 充
基礎基本・英会話・インターネット
浅川 清
教育の本質を見据える
清水 健太郎
高校入試制度変革の年
高橋 正和
時代の流れで学ぶ教師は生き残る
雨宮 久
変化と不易を実現するために
堀田 幸雄
教育に様々な策が講じられているのだが
山 佳己
激変の主体は?
土井 謙次
模擬授業が研修会を変えた!
平田 淳
地域・コーディネーター・学生で活性化
黒木 浩
ただ今、内からも外からも激変中!
柏木 英樹
既成事実が教員の意識改革に繋がる
北村 善重
絶対評価がもたらしたもの
藤井 英之
教育戦国時代に生き残ろう
安住 順一
夏の校内研修で、学校が直面した課題を克服!
岡田 健治
学校運営は「学ぶ」体制づくりから
關 浩和
激変の波、今だ長州に届かず
槇田 健
あたり前の機能集団への変化は大きい!
佐々原 正樹
多様化する研修と授業の原点
岡崎 均
「流行」分野研修花盛り「不易」は片隅へ…?
茂松 清志
ラーニングで確かな学力の向上を
庄 展彦
「世界の常識」からかけ離れた勉強不足
伴 一孝
公開と選択
松垣 和年
意識改革を迫る動きが着実に広まっている
内山田 博文
ジェンダーフリーが学校を変える。正しい理解をしているか?
坂元 弘平
10年目研修の義務化―見て聞いて考えたこと
意欲がなければ研修を義務化してもムダ
有田 和正
本当に必要な課題を、それにふさわしい形で学べる機会の保障を!
植田 健男
キャリア設計にいかにつなげていくか
北神 正行
過酷な研修日程に見合う効果は得られるか
平井 貴美代
“これからの教育”に関する研修スポット
中教審発にみる“これからの教育”の課題
「生きる力」の教育・中教審発・確かな学力、豊かな人間性、健康と体力
田村 哲夫
ポストモダンの学力形成
篠原 清昭
「人間力戦略研」発にみる“これからの教育”の課題
新しい発想が課題に
亀井 浩明
キャリア教育の視点から、これまでの取り組みを捉えなおす
新井 浅浩
経済同友会発にみる“これからの教育”の課題
選択の過剰は何をもたらすのか
齋藤 勉
新たなるフロンティア―「産学連携」を通じた教員の質の向上
高見 茂
学校にストレートにかかわる課題の研修スポット
“学力調査結果の分析”からの研修課題
千々布 敏弥
“補充・発展学習のすすめ”からの研修課題
古川 治
“教育評価の改変”からの研修課題
稲垣 孝章
04年にトライする研修スポットはここだ!
2学期制の導入―準備と研修スポット
牛渡 淳
特別支援教育の実現―準備と研修スポット
森 秀一郎
学校評価システムの改変―準備と研修スポット
加治佐 哲也
個に応じた指導の実現―準備と研修スポット
松下 裕
朝の時間帯の活用―準備と研修スポット
平田 はつみ
モジュール日課表の導入―準備と研修スポット
佐藤 義則
子供による授業評価の導入―準備と研修スポット
白川 景子
ルーブリックによる授業研修―準備と研修スポット
小野 由美子
学校行事の精選―準備と研修スポット
舘野 健三
危機管理のあり方―準備と研修スポット
小野田 正利
校内研修のどこをどう改革していくか
年代別・キャリア別職能到達目標の目安―を聞かれたら
小島 弘道
管理職としての労務研修と実践の課題―を聞かれたら
星 正雄
学校の研修テーマと個人研修の接点―を聞かれたら
外山 孝
我が校の学校紹介―要覧&HP (第9回)
私立 白根開善学校中・高等部
本吉 修二
世界の目・日本の目・教室の窓 (第9回)
リーダーの必要性
高嶋 哲夫
NOがはっきりいえる校長 (第9回)
義務制の小・中学校の校長にも人材育成の人事権を
糸井 清
ADHD・LD児が教師に投げかけている問題 (第9回)
高機能自閉症とアスペルガー症候群への手だて(その1)
横山 浩之高橋 佳子
校閲部の窓から教育界を覗く:この表記のウラ・オモテ事情 (第9回)
「啓蒙」がなぜ差別語なのだ
塩原 経央
必達目標を掲げて!校長奮戦記 (第9回)
模擬授業対決から見えてきた実力養成型の研修システム
吉永 順一
校長キレル子とつきあうの記 (第9回)
ニコチンによるキレ・学校施設全面禁煙の徹底
長田 秀樹
研究授業のやり方革命―ルーブリック入門 (第9回)
戦略を立てて改善案を提案する
前田 康裕
誰でも必要なライフスキル学習 (第9回)
小学校体育で行うライフスキル学習と学習効果
丸山 久志
文教ニュース
学力向上対策に56億円を計上/中教審が栄養教諭制度を提言
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
食と健康の博物館 (第9回)
「病気と医学研究者の博物館」で、健康への崇高な使命と貢献を学ぶ
有馬 廣實

編集後記

○…「わが大田区では給食調理を民間委託にしました。民間委託業者が給食を作り、片付けまでしていくのです。希望通りのメニューや温かいものを出し食器も沢山だしてくれます。

 今までは給食主事さんの健康管理や休暇対応等の労務管理で難しいことが多かったのです。食器が増えると重たいので腰痛防止ということで、組合と協議して食器3個使用は週1回だけ。後はお盆の上にべたっとむいたりんごなどが置かれていました。

 この記事を読み、「いくらなんでも、対応が最悪に遅いといわれる教育界でも変わってきているのだ」を実感!しました。

 ところで、鳴り物入りで?入ったはずなのに、現場サイドでの無視?現象が起こっているような気がしてなりません。もっといえば、アンチ文科省の、いわゆる左翼陣営は以前から、「相対評価では生徒同士を競争に駆り立てるのはけしからん!」ということで、絶対評価の導入が喧伝されてきました。やっと?その認知推進体制が整ったのに、そっぽを向いている―というのが現状ではないかとも思います。

 理念としてはよくても、現状や人間のさまざまな要求から離れていると受け入れられない、ということなのでしょうか。それと共に、なにか文科省の教育施策に対しても物申すとまではいかなくても、自主的に選択・実行する気風が現場に芽生えてきている―ようにも思えます。

 本号は、うちの県はまだ大丈夫ということではなく、このような変革は波及するほうが当たり前―と考えた方がいいのでは―ということで、来年度の研修に含めたい問題をご紹介いただきました。

(樋口雅子)

○…産経新聞の報道によると、東京都教育委員会は、都立校の入学式や卒業式で、国旗を会場の「壇上正面」に掲揚するのを妨害したり、国歌斉唱の際に起立しない教職員を懲戒処分の対象にする方針を固めたと報じている。十月二十三日に、養護学校を含めた臨時校長会を開き、来春の卒業式からの適切な実施を求める職務命令を出したそうだ。都教委は小・中学校を管轄する都内の区市町村教委に対しても同様の取り組みを行うよう協力を要請する、としている。

○…戦後五十五年も経て、今さらの感もなくもないが、旧文部省の指導で平成十二年以降は全国で実施率が急上昇している。しかし現在でも「内心の自由」を理由に非協力的な教職員が多いと伝えられている。広島では今年も卒業式での掲揚・斉唱で教職員の反対を受けた民間人校長が自殺している。東京都では十五年に都立高や公立小・中学校でも国旗掲揚では実施率一〇〇%に達しているそうだ。しかし、国旗を「壇上正面」に掲げることになると、小中校で約九割、高校では約四割にとどまっているそうだ。国歌斉唱になると個人の自由とひどい状況だ。都教委の方針に賛成である。

(江部満)

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