- 特集 改正教育基本法―何がどう変わるかQA
- 改正教育基本法のよいところと不満点―と聞かれたら
- 削られた「根本において教育の力」
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- 公共心の育成
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- 課題は、この理念を実現する条件整備と教員の力量をつけること
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- 改正教育基本法=各論の見どころはどこか
- 教育の目的及び理念―1条〜4条への意見
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- 教育の実施に関する基本―5条〜15条への意見
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- 教育行政―16条〜17条への意見
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- 改正教育基本法で何がどう変わるか=焦点はどこか
- 学習指導要領・どこがどう変わるか
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- 教育振興基本計画の策定はどうなるか
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- 教育再生会議のどこを見るか?
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- 改正教育基本法と学校経営の課題
- 徳目の教育目標化と学校経営の課題
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- 家庭教育力の回復と学校経営の課題
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- 改正教育基本法で「この問題はどうなる?」=学校の対応策
- “小学校英語”の問題と対応策
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- “授業時数・必修科目”の問題と対応策
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- “教員免許更新制”の問題と対応策
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- “教育行政の見直し”の問題と対応策
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- “学校評価制度”の問題と対応策
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- “国旗国歌”の問題と対応策
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- “家庭教育”の問題と対応策
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- “学力向上策・学テ”の問題と対応策
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- “公教育の質アップ”の問題と対応策
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- “就学前教育”の問題と対応策
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- “公共の精神・道徳心”の問題と対応策
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- “愛国心の解釈と評価”の問題と対応策
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- “国の教育権限の強化”の問題と対応策
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- “伝統文化の尊重”の問題と対応策
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- “不当な支配に服することなく”の問題と対応策
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- 教育基本法改正への反対意見を集約する―どこで誰がどういう主張をしたのか
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- 改正教育基本法原文
- “改正教育基本法原文”と改正の意義
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- 食育のための学校ガーディニング (第2回)
- フードリサイクル堆肥に触れて、心もからだもうごかす
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- 学校に伝統文化の活動を (第2回)
- 忍者修行の幼稚園
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- 親向け教育情報誌ウォッチング (第2回)
- 親向け教育情報誌発刊の背景
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- 管理職のための“教育のレシピと隠し味” (第2回)
- “記念碑”で語る愛国と公共の精神
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- 教育バウチャー:いやでも?学校が変わる仕掛け (第2回)
- 誰が責任をとるか―権限の明確化が出発点
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- 教育課程改定と学校経営の改革点 (第2回)
- 基本法改正でどう変わるか
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- 学校研修を刺激する処方箋 (第2回)
- 保護者の来訪!あなたならどうする?
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- “割れ窓”理論の生徒指導―ゼロトレランスが学校の秩序を回復する (第2回)
- ゼロトレランス理念の歴史的概観
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- 07’管理職に必要なクライシスコミュニケーション (第2回)
- 教育機関特有の、5つのリスク。校長、先生という、いつもの「イス」に座っていると分からない
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- “地域の声”と学校はどう向きあうか (第2回)
- 地域からの苦情は無料のモニター
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- 校長講話 3分話の知的ネタ (第2回)
- 首都・東京はどこを指す?
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- 寺脇研の“教育再生”私案―諸プランの採点に立つ代案提言― (第2回)
- 今、一番求められているのは“意識再生”だ
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- 編集後記
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- 日本音楽と日本文化 (第2回)
- 聖徳太子のもうひとつの顔
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編集後記
○…12月15日、実に60年ぶりに、教育基本法改正案が成立しました。
占領期間中の法律や条令は、占領後に反故にできることは国際法で定められているので、本来なら、民主党案のように、「附則 教育基本法は廃止する」とするべき性質のものではないか、と思います。
ま、それはともかくとして、民主党案のほうが文章もいいし、こちらに乗り換えたほうがいいのでは?という意見も少なくなかったようですが、民主党は民主党で、日教組出身の議員9人が「改正案に断固反対」で内輪モメでしたから、こういう結果になる?のは必定だったのでしょう。
それにしても、この間、反対論は、山のように出版されました。
占領政策の一環でもあった法律や条令を金科玉条のごとく守ろうとする心情、私には到底理解できないのですが、法案が成立した当日まで、反対の動員をかけていた日教組の組合員は、今後どういうスタンスで学校経営に参加されるのか、ちょっと気になります。
おそらく、この法案の成立を俟っていたであろう法律は30以上あるといわれるなか、予想・予測を含め、このような事態は、今後の学校のどこにどういう変化がもたらされ、それを受けて学校のどこをどう変えていく必要があるのか、取り組み課題をご教示いただきました。 (樋口雅子)
○…中教審がこのほどまとめた答申は政府の教育再生会議が打ち出した教育委員会への「国の関与強化」を容認する一方で、「地方分権の流れに逆行する」という反対意見を併記する異例の結論となった。教育をめぐっては、いじめ自殺事件や必修科目の未履修問題などで、不適切な対応や機能不全が問題となってきた。さらに、教職員組合に対する対応も問題となっている。
○…国会で問題になるのは教員免許更新制度の導入であろう。厳しい人事管理と免許更新制を合わせることで、現場に緊張感が生まれることは確実だ。学校運営でも副校長や主幹が新設されることで、校長を支える態勢がどう変化するか注目されることになろう。
○…これに加えて「社会総がかりで教育再生を」を訴えた第一次報告(再生会議)がある。公立学校を再生し、全ての子どもに基礎学力と規範意識を身に付ける機会の保障を求めた再生会議の報告に賛成である。学習指導要領の改訂にどう反映されるのか、今後の動きに注目したい。 (江部 満)
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