学校マネジメント 2008年9月号
「学テ結果」を学校評価にどう活かすか

J622

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学校マネジメント 2008年9月号「学テ結果」を学校評価にどう活かすか

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2008年8月4日
対象:
小・中
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「学テ結果」を学校評価にどう活かすか
新指導要領にみる“期待される学力像”
「確かな学力」を求めて―バランスとダイナミズム―
田中 耕治
活用を軸にした学力の育成を
加藤 明
「知識・理解」の「習得」が基本である
貝塚 茂樹
湧き出し型と包囲型の“入れ子型”学力像
片上 宗二
規律ある生活習慣に基づく学力
赤堀 侃司
履修から習得へ
齋藤 勉
学力調査結果のレーダーチャート化と自校診断・改善のスキル
田中 博之
学テの結果分析を活かす学校の経営課題
小松 郁夫
学テ結果のチャート診断と校内研修の課題
習得型学力形成に問題がある例と対策
山崎 博敏
活用型学力形成に問題がある例と対策
外山 善正
学テ結果の診断測定と対応策のヒント
結果をどうチャート化するか
土屋 隆裕
解答形式をどう指導するか
木村 重夫
PISA型テスト問題をどう開発するか
清水 美憲
授業時数増をどう活用するか
八島 行久
補充指導をどう活用するか
礒部 年晃
学習習慣づくりのポイントはどこか
阿部 惣一
保護者への説明責任のポイントはどこか
穂坂 邦夫
学校評価に活かす“学テ結果の分析・診断”のポイント
学テ結果からみた学校運営状況の診断・評価
佐藤 晴雄
学テ結果からみた学校運営状況の診断・評価
神山 安弘
学テ結果からみた教師力の診断・評価
善野 八千子
学テ結果からみた教師力の診断・評価
中田 正弘
学テ結果からみたリスクマネジメントの診断・評価
向山 行雄
学テ結果からみたリスクマネジメントの診断・評価
嶋崎 政男
学テ結果からみた校長指導力の診断・評価
新井 郁男
学テ結果からみた校長指導力の診断・評価
藤村 法子
07年度と08年度の学テ問題=対比で見えてくること
小学国語の学テ問題
小森 茂
小学算数の学テ問題
盛山 隆雄
中学国語の学テ問題
鶴田 清司
中学数学の学テ問題
志水 廣
NIEで“言語力up”の教育活動をつくる (第6回)
意見交流やスピーチを取り入れたNIEの表現活動
小原 友行
〜山口県山口市立阿知須中学校〜
食育ネットワークで学校をもっと楽しく (第6回)
地域ぐるみで食育活動
森本 ちづ
“反徳目主義”の道徳授業―その虚像と実像 (第6回)
「反徳目主義」終焉の時は近い
石井 昌浩
教育思想の温故知新―日本の古典に学ぶ (第6回)
『うひ山ふみ』の説く学問入門法(その3)
梶田 叡一
最強の反教師論―文句あるなら出てこい (第6回)
昔はよかった論
戸田 忠雄
学力・授業力upにつながる学校評価マネジメント (第6回)
学校が変わる過程
千々布 敏弥
指導主事は授業のどこを見ているか (第6回)
ダラダラ指導案よ、さようなら
間嶋 哲
新しい学校経営ウオッチング (第6回)
地域を一枚岩にする
中西 茂
教師の気になる言動―止めさせる効果があるアプローチ (第6回)
スタートラインをめざす
鈴木 健二
〜授業編(2)〜
戦後教育問題史―あの時代は何だった? (第6回)
学力低下論争の教訓を生かせなかった教育振興基本計画
勝方 信一
編集後記
樋口 雅子江部 満
日本語と英語で学ぶ“ことわざ” (第6回)
塵も積もれば山となる/失敗は成功のもと
加藤 宣行池田 紅玉

編集後記

○…70億円かけたといわれる全国学力調査が悉皆で行われてから、1年たち、今年の第2回目も無事?終了しました。

 1回目の結果については、かなり詳細なレーダーチャートによる分析・診断結果も公表されるようです。

 ところで、昨年、各校に送られた学テ結果は、その後どういう対応になっているのか?気になるところですが、なかには校長室のロッカーに厳重保管されている―というようなところもあるようです。

 これではせっかくの悉皆調査も活用半ば…という感じです。

 新学習指導要領も公表され、学力向上が至上命題?とされるなか、自校の学力育成の課題がどこにあるのか、的確な把握は学校評価にとっても大きな課題ではないでしょうか。

 ところで、少し話が横にそれますが、学校でどれぐらいレーダーチャートが使われているか?と、ネット検索してみると、授業のそれは、それなりにありました。

 本号は、こういう活用を含め、せっかくの学テですから、学校評価に活かすには、何をどうしていけばよいのか、さまざまなアプローチの方法をご示唆いただきました。

(樋口雅子)

○…今回の改訂で目立つことは総則をはじめ、各教科・教科外などの解説がくわしく文科省ネットで読みとれることだ。中でも総則の解説にある「知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視すること」はわかりやすい。確かな学力を育成するためには、基礎的・基本的な知識技能を確実に習得させることを強調しているのは当然のことだが、そのためにどうするか、解説では「観察・実験やレポートの作成、論述など知識・技能の活用を図る学習活動を充実すること」を強調している。そのためには、現場での工夫が要請されているわけで、実践での開発が楽しみになるのではないか。

○…さまざまな学習を通して、その基盤となる「言語に関する能力」が求められており、国語科のみならず各教科等においてその育成を重視しているのもわかりやすい。そのために、国語、社会、算数、理科などの授業時数を増やしたのだそうだ。「道徳教育や体育などの充実」とともに、今回の改訂のねらいがよくわかる解説となっている。

(江部 満)

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