- 特集 特別支援本人(龍馬君)の訴えを実践に活かす
- 小学校6年生、龍馬君がすべての先生に伝えたいこと
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- 龍馬君の訴えの重要性
- 教師の仕事は、理解し、教え、励ますこと。
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- 教える側と教えられる側、両者の説が機能することで実効が期待される
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- 龍馬君の訴えで反省したこと変えたこと
- 発達障がい児への対応が激変した
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- 指示の癖を見つけることができた
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- 龍馬君の訴えを日々の授業に生かし教師の力量を上げる
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- 龍馬君の訴えの広がりとドラマ
- 「龍馬君」への理解が被災地を救う。
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- 龍馬君の冊子は、教育界への大きな問題提起である。
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- すべての日本の子どもを救うために
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- 発達障がいの子どもの理解不足が子どもを傷つける
- 子どもの行動の真意を理解する専門性を持て
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- 教師として子どもの前に立つ資格
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- 龍馬君の訴えから受け取るべき大切な五つのこと
- ポイントは教師の意識改革
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- 本人の訴えを書かせるには
- 避けて通れない課題「本人告知」
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- 卒業式での卒業生のスピーチ
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- 龍馬君の訴えを読んで変わった私の指導場面
- 国語/子どもたちに寄り添った指導を意識
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- 国語/言葉に厳密に、具体的な上にも具体的に問うことだ
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- 算数/教科書通りにテンポよく作業させる
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- 算数/向山型算数授業は全ての子どもに対応できる
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- 理科/実験に必要な物をノートに書かせる
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- 理科/自己肯定感も向上するナンバリング法
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- 社会/「待たない」システムの構築。
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- 社会/どの子も楽しく参加できる社会科授業を作る
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- 体育/短い指示を繰り返す向山型体育
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- 体育/本人の訴えを受けて対応を変えた
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- 音楽/音量を自分の目で確かめる
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- 音楽/指先を使う楽器の演奏は、すぐに楽器を持たせない。
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- 図工/ほんの少しの工夫と配慮で、混乱を減らすことができる。
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- 図工/障がいを持つ子に効果のある直写
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- 給食/無理矢理食べさせる罪は大きい
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- 給食/楽しい給食にする
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- そうじ/「そうじをさぼるな」と言われないようにする
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- そうじ/教えて褒める
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- 学校の特別支援教育を構築する
- 学校としての基本方針/中二で「駄目だ」と思わせない教育を
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- 学校としての基本方針/認識を深めること、体制を整えること
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- 我が校の役立った教員研修/龍馬君冊子を紐解く研修が必要だ。
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- 我が校の役立った教員研修/研修の方法を継続システムにする
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- 医、教、行、保との連携活動/熊本方式をたたき台に!
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- 医、教、行、保との連携活動/連携の難しさをどう乗り越えるか
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- ミニ特集 算数の問題解決学習はどこが法律違反なのか
- 算数の問題解決学習法六つの大罪
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- 教科書を使わせなかった教師は、懲戒免職になった
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- 教科書を「使わせない」ことは二つの大罪
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- 問題解決学習という言葉は中教審答申等に一回も出てこない
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- 教科書を使わないと法律に触れる
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- 教科書を使わないと懲戒免職になる
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- 教科書は全部を教えなければならない
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- 授業の原則 (第7回)
- 全員の原則
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- 〜「一人の教師の」「同じ一つの指示で」「全員が」動けること〜
- 授業の力量をみがく (第7回)
- 一度は書きたい「圧巻学級経営案」「圧巻指導案」
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- 〜学級経営書を書かない、書いたことがない教師が増えている〜
- 編集前記
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- グラビア
- 教師に必要な授業力と教育課程の編成力を付ける! ほか
- 酒井式2011 (第4回)
- 人間の動きを表すトレーニング法
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- 全国ペーパーチャレラン (第233回)
- ルール・応募方法
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- ランキング/応募者からの手紙
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- 漢字しりとりチャレラン
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- 教科指導の基本
- 国語 (第7回)
- 事実を見分け、正しい判断ができる子どもを育てる
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- 算数 (第7回)
- 「えー! なぜ?」数のマジック
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- 理科 (第7回)
- 実験の技能を身につけさせる
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- 社会 (第7回)
- 教師自身が知的好奇心を持ち続ける
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- 体育 (第7回)
- 記録があがる短距離走・リレー
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- 音楽 (第7回)
- どの曲にも使える「コード」を教える1(速度・2年生)
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- 〜ふしづくりの「要素の窓」が共通事項にも生きている〜
- 生活指導 (第7回)
- 男女の交流回数を増やし、子どもの心のよりどころを創る
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- 道徳 (第7回)
- 道徳授業を創る@
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- 英会話 (第7回)
- 楽しい授業とは? 「わかる! できる!」
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- 〜子どもたちが自信をもって英語を使う授業〜
- 続・向山洋一を追って (第85回)
- [第60巻]『日本一の教育企画実現の歩み十年間の記録』(4)
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- 〜「日本言語技術教育学会」の狼煙(のろし)〜
- 向山実践の原理・原則 (第211回)
- 龍馬君の訴えをどのように受けとめるか
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- 特別支援の授業
- 日本最先端 翔和学園 (第7回)
- 「先輩らしさ」とは何か考えさせる
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- 100名の教職員の校長として (第7回)
- 試練の連続から学ぶF
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- 中学で生まれたドラマ (第7回)
- K君が変えた私の教師人生
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- 笑顔で教えて笑顔でほめる (第7回)
- 褒めるチャンスを増やす。
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- 医療連携での模擬授業 (第7回)
- 医療連携の成果―教育現場の経験則を医師が理論づける
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- 保護者・教師セミナーで訴えたこと (第7回)
- 通常学級か特別支援学級のどちらに在籍するか
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- そうだったのかとわかった授業 (第7回)
- 単元を通じて 同じ学習方法を貫く
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- 社会貢献活動
- まちづくり活動展開中 (第7回)
- 震災復興絵手紙展を企画する
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- 〜つながりが企画を動かす〜
- わが地域のまちづくり活動 (第7回)
- まちづくり企画書を見てもらう
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- 食育・食卓教育 (第7回)
- 牛乳の力
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- 〜家庭も巻き込んだ食育の実践〜
- 観光立国教育 (第7回)
- 観光立国教育は新しいステージへ
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- 〜「子ども観光大使」満員御礼で進行中〜
- 子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第7回)
- 書いた方ももらった方も幸せな気持ちになる
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- 環境教育最前線 (第7回)
- 未来へつなぐ古代の思想
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- 教科書・教具のユースウェア
- 算数教科書の使い方
- 奥が深い!教科書通りに教える授業 その3【教科書を見る・読む】
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- 〜実際の授業場面やクラスの子どもの姿を想像しながら教科書を見る・読む。そして考える!〜
- 算数スキルの使い方
- 学力テスト全国平均マイナス20、どん底からの出発は、向山型算数授業だった。
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- 五色百人一首の使い方
- 「子供のため」がテンポを崩す
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- スーパーとびなわの使い方
- 縄跳び運動の取り組み時間
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- 〜ロープの調整・交換やっていますか?〜
- 新卒時代*挫折をのりこえてきた (第7回)
- 自分を変える努力をする
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- 〜「自分のせい」と自覚し、行動する〜
- TOSSと出会えたおかげで教師を続けることができた。
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- 学生時代 (第7回)
- 【TOSS学生の授業修業】常に挑戦!
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- 【TOSS学生の授業力】「経験×機会」で向上させる、授業力
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- 〜同士と共に歩んだ道〜
- 全国サークル案内 (第7回)
- 10月
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- TOSS最新講座情報
編集前記
▼発達障害の子は、教室に一割近くいるといわれる。発達障害の子への指導は、きちんとした原則が必要だ。
自己流、思いつきの我流でやるとき、発達障害の子は傷つき、教室も荒れる。
▼「どなる」「叱る」ことは、全く効果はない。逆効果になる場合が多い。説教も、無視も、悪い結果しかもたらさない。
▼例えば、目が見えない子に「黒板に書いてある計算をしなさい」と言ったら「できない」「分らない」というだろう。
それに対して、教師が「なぜやらないのだ」と、どなったり、叱ったり、説教したりしても、全く効果がないだろう。
「目が見えない」という障害の子に「黒板に書いた計算」をやらせようとするのが、無茶なのだ。
▼それと同じようなことを、ほとんどの教師は、発達障害の子どもに対してやっているのである。
▼発達障害の子は、どの教室にもいる。
それならば教師は、次のことを学ばなければならない。
一、発達障害の種類とその特徴
二、発達障害の子への指導方法
三、発達障害の子へやってはいけないこと
▼専門的な本を十冊も読み、セミナーへ五回ぐらい出席すれば、初歩的なことは分る。
これぐらいの努力は、教師なら当然のことなのだが、やってない人は多い。
▼我流の方法で対応しているのだ。
どなる、叱る、説教、無視。
これらの方法は、子どもを大きく傷つける教師の行為であり、ほとんどの場合、子どもの未来を奪う行為である。
教師の犯罪といっていいだろう。
▼小学校六年生の龍馬君は、発達障害を持っていた。小学校六年の夏休みに、自分の小学生活の体験をまとめて冊子にした。
小学生の体験記は世界でもめずらしい。
▼五十ページの手記は、驚くことばかりである。その手記に、専門研究者の平山氏が解説を加えて一冊とした。別途、TOSSの有段者の教師達が「どう指導すべきなのか」の解説を加えて一冊とした。
この二冊は全国に広く普及し、大きな話題となった。六年生の龍馬君の訴えをどう受けとめるべきかを、特集とした。
(向山洋一)
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- 明治図書