- 特集 とっておき「子ども掌握術」に学ぶ
- 提言 ベテランの「子ども掌握術」に学ぶ
- 「子ども掌握術」をみがくパフォーマンス評価
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- 子どもの〈こころ〉を聴く術
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- 熟練教師の認め合う手立てに学ぶ
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- ネタと観察で子どもの心をつかむ
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- 「優しさの思想」に貫かれた掌握術
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- 教師の一言が「子どものやる気」を引き出す
- 個別評定・挑発・手本提示が子どものやる気を引き出した
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- すべての子のやる気を引き出す向山型ほめ言葉
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- 励ましと称賛が子どもたちのやる気を引き出す
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- 低学年の「子ども掌握術」に学ぶ
- 『発達障がい児本人の訴え』に応えることができる教師になる
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- 「ほめる」そして「成功体験」をつませる
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- 怒る→ほめるに変えれば子どもを掌握できる
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- 中学年の「子ども掌握術」に学ぶ
- コツは常に子どもの近くにいること
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- 何よりも、「一緒に遊ぶ」が一番!
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- 「子どもの手紙」から探る掌握術
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- 高学年の「子ども掌握術」に学ぶ
- 子どもからの「信頼」と「尊敬」を得る
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- 子どもたちから信頼を得る3つの原則
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- ほめることこそ生命線
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- 中学生の「子ども掌握術」に学ぶ
- 子どもを掌握するために必要な三つの方法
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- 個別評定は最高の逆転現象を生む
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- 生徒を心から理解し、信頼される教師こそが中学生を掌握できる
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- 生徒の不安を取り除き、十回でも百回でも励まし続ける
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- 子どもの「問題行動」への対応
- 何が最善かを問い続ける
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- 子どもの言い分をよく聞く
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- 高学年女子の問題!ときには教師が強く介入することも必要だ
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- 楽しいクラスをみんなで創る
- 楽しい授業、学級イベントで中学生も笑顔一杯!
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- 教師修業への助言
- 優しく、美しい言葉を使おう
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- 体験活動が人生を決める (第2回)
- 体験は効く
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- 〜子ども力はどうなったか〜
- 授業崩壊から生還するために (第2回)
- 二度の崩壊から生還した一教師の足跡
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- 発達障がいの子どもに学ぶ (第2回)
- 通常学級の中でも行える「見通しをもたせる」指導
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- 授業の知的組み立て方 (第2回)
- 知的な授業の前提条件「全員を巻き込め」「問いに正対させよ」
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- 子どもの発言を引き出す技 (第2回)
- 実物がない時は、写真で考えを引き出す
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- 実感道徳のすすめ (第2回)
- 原徳、主徳、元徳を考える
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- 編集後記
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編集後記
○…ベテラン教師の「子どもの掌握術」は、一朝一夕で身についたものではないはずだと言われながら、なかなか学ぶ機会が少ないようです。このほど出版された『「規律」を示す学級づくり(高学年)』には、「日頃から教師としてのプロ意識をもち、努力を積み重ねることによって身につき磨かれていったものだと思う。そうした本物のプロ教師の言葉だからこそ子どもたちは素直に聞き、影響を受け、変わっていくのだろう」(吉田沙智氏)とありました。
○…さらに「ベテラン教師の子ども掌握術」には、「受け止めた後の短い指導なら子どもに入る」として、次の二例をあげていました。第一は、「子どもが悪いことをしたときは、まず受け止めてやることだ。ほとんどの子どもは悪いことをしたことを自覚している。それを長々説教するからひねくれるんだ。短く指導するだけでいいんだよ」。第二は、「大丈夫、絶対できるから、と最後まで励まし続けることが必要。子どもを信じることが最後まで励まし続けることにつながる」というわけです(橋賢治氏)。
○…さらに「自由であるが乱れていない学級をつくるための三つのポイント」について、(1)子どもの論理を大切にする、(2)休み時間に率先して子どもと遊ぶ、(3)普段の授業を大切にする。教材研究を毎日欠かさず行う、ことをあげています(赤塚邦彦氏)。
○…本シリーズ全四巻では、五〇名を越えるTOSS北海道の教師の教室での実践、サークルでの学び合いが読めます。そこには「子どもにとって価値ある教師でありたい」という熱意が見られます。本号は「子ども掌握術」の実例を集めたいとする特集です。
(江部 満)
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- 明治図書