特別支援教育の実践情報 2022年11月号
指導計画から評価までバッチリ! 知的障害 各教科の授業カリキュラムづくり

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特別支援教育の実践情報 2022年10・11月号指導計画から評価までバッチリ! 知的障害 各教科の授業カリキュラムづくり

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2022年9月15日
対象:
小・中・高
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 指導計画から評価までバッチリ! 知的障害 各教科の授業カリキュラムづくり
特集について
特別支援教育「学びの地図」の構築
武富 博文
知的障害者用著作教科書「星(☆)本」の最新動向
加藤 宏昭
知的障害者用著作教科書「星(☆)本」を読み解き,授業計画づくりにどう生かすか
朝日 滋也
年間指導計画にみる「学びの地図」 実例&ポイント
(1)特別支援学校 小学部 国語
学びの拡がり・つながりを仕組み,学習効果を高める国語科の年間計画
佐々木 竜太四方田 愛美
(2)特別支援学校 中学部 数学
星(☆)本との関連を重視した「学びの地図」
橋 玲
(3)小学校知的障害特別支援学級 国語
伝えたい思いや考えを言葉に
吉田 歩美
(4)中学校知的障害特別支援学級 保健体育
1年間でいかに体力をつけるか
橋 健一
単元づくり&指導アイデア
(1)特別支援学校 小学部 国語
『さかながはねて』の「ぴょん」をやってみよう〜言葉と動きを結びつけよう〜
太田 立愛
(2)特別支援学校 中学部 数学
魚の重さを量って比べよう〜数値や単位に着目しながら,重さの量感を身につけよう〜
椎橋 悦子
(3)特別支援学校 高等部 社会
「自分で考え,判断し,行動する」ための授業の取り組み〜政治参加教育を通しての実践例〜
西尾 健大
(4)小学校 知的障害特別支援学級 算数
子供の思いと「できた!」を大事にした授業づくり
白石 恵脩
(5)小学校 知的障害特別支援学級 国語
「ICT」を活用し,相手意識をもって伝えることを大切にした指導
細川 聖子
【特別寄稿】発達障害・学習障害のある子供たちのためのテクノロジー・ICTを使った新しい学び方
平林 ルミ
トピックス (第94回)
運動部活動の地域移行に関する検討会議 他
平沼 源志
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
おむつにこだわりのある自閉所スペクトラム症のある生徒へのトイレ指導の実際
相根 良平
授業を面白くする手作りグッズ
楽しさから始まる発達支援
ごーや
子供イキイキ・学習活動
【日常生活の指導】「伝える」ための選択
今野 裕結
〜ICTを活用した表出手段の獲得と活用〜
授業で120%タブレットPCを活用する!最新ちょこっとアイデア (第10回)
3つの「ドロップ」で楽しいコミュニケーション
青木 高光
〜ドロップタップ,スイッチ4ドロップ,ドロップニュース〜
写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第28回)
つながりを考えた学校全体での取組
八木 佳子
はじめての「ポジティブ行動支援」実践入門 (第4回)
「第3層支援」について
平澤 紀子
子供の心にアプローチする「認知行動療法」 (第4回)
認知的技法を使う際に大切なこと
石川 信一
できた!を育む 楽しい手作り教材 (第4回)
「算盤」の構造化
佐々木 敏幸
〜背景をつけて注目を導く〜
「図工・美術」指導のコツ&題材アイデア (第4回)
既存の教材の工夫「運動会の万国旗」と「行事紹介パネル」
脇坂 歩
心と体を整える「ヨガ」ポーズ&プログラム (第4回)
秋の森のおはなし
鈴木 敏成山口 有佐
〜マットでの呼吸法とヨガ〜
はじめて発達障害のある子の担任〔通常の学級〕になったら Q&Aでズバッと解決! (第4回)
通級指導教室との連携を効果的にするポイントは何ですか?
佐藤 愼二
知的障害特別支援学校の実践:1人1台端末時代のニューノーマルな授業づくり (第4回)
YouTubeを活用したオノマトペの指導
山崎 智仁
特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第28回)
滋賀県
北川 幹芳
編集後記
是枝 喜代治朝日 滋也

編集後記

 小・中学校,特別支援学校小・中学部に続き,今年度から高等部においても,新学習指導要領による教育が全面実施となりました。

 知的障害教育では,各教科の指導の充実が求められ,教科別の指導について,研究,実践する学校・学級も増えつつあると聞いています。折しも,文部科学省では,小学部「生活」,中学部「社会」「理科」について著作教科書(いわゆる☆本)の編纂が進められ,さらに中学部「職業・家庭」の作成も予定されているそうです。

 そのような中,各教科の指導計画づくり,授業の実際,そして評価の在り方については,まだまだ手探りで実践をされている学校も少なくないのではないでしょうか。全面実施された学習指導要領の下,身に付けるべき各教科の資質・能力を,学び残しのないよう,教育課程編成をいかに行うか。各担任はもとより,教務主任,研究主任は頭を悩ませているのではないでしょうか。

 今回の学習指導要領の改訂にあたって,学習指導要領は子供たちにとっての「学びの地図」として示されています。子供たちが身に付けるべき資質・能力や学ぶべき内容などの全体像をわかりやすく見渡せる「学びの地図」だと説明されています。それでは,示された「学びの地図」を見ながら,どのルートを通って目的地に行くか。目的地に向かって,子供たちは「学びの地図」を歩いて行っているかを,しっかりと検証する必要があると考えました。

 本特集では,知的障害のある児童・生徒に対する教科指導について,年間指導計画の作成例とポイント,また各単元の指導事例を紹介し,「学びの地図の歩き方」を共有させていただきたいと企画しました。「どのような実態の子供に」「教科の内容をどのように教え」「学びの結果をどのように評価し」「次の学び(単元)につなげるか」といった,日常行われている教育活動を,改めて見つめ直し,よりよい授業実践につなげていただく一助になれば幸いです。


   /是枝 喜代治・朝日 滋也

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