特別支援教育の実践情報 2023年9月号
1人1台端末アプリ&手づくり教材の大活用術

Z215

«前号へ

次号へ»

特別支援教育の実践情報 2023年8・9月号1人1台端末アプリ&手づくり教材の大活用術

紙版価格: 1,020円(税込)

送料無料

翌日発送

電子版価格: 917円(税込)

Off: ¥103-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2023年7月18日
対象:
小・中・高
仕様:
B5判 74頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年11月22日

目次

もくじの詳細表示

特集 1人1台端末アプリ&手づくり教材の大活用術
特集について
1人1台端末を活用して個別最適な学び,協働的な学びをつくろう
水内 豊和
教材教具を使いこなして個に応じた学びをつくろう
立松 英子
1人1台端末を活用した授業・支援アプリの活用&実践
ロイロノート・スクール(ロイロ)
概要/事例
稲田 健実
DropTap(ドロップレット・プロジェクト)
概要/事例
青木 高光
PowerPoint教材(Teach U)
概要/事例
後藤 匡敬
Viscuit(デジタルポケット)
概要/事例
樋井 一宏
触れて,感じて,やりとりできる教材教具の活用&実践
プットイン教材
教材の系統性と段階
立松 英子
指導事例
加部 清子
玉ひも教材
教材の系統性と段階
立松 英子
指導事例
和田 宏司
ペグさし教材
教材の系統性と段階
立松 英子
指導事例
和田 宏司
型はめ・切片パズル教材
教材の系統性と段階
立松 英子
指導事例
加部 清子
通級指導教室 あったらいいな!教材紹介
絵で見てわかる!視覚支援のカード・教材100/カイケツしたじき/色そろばん/VOCA-PENシールセット/漢字博士/ソーシャルスキルトレーニング絵カード/ラビリンス/原子モデルカードゲーム
伊藤 陽子
【特別寄稿】情報活用能力を発揮して未来社会を切り拓く
後藤 匡敬
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
ICTでニーズを発信! ぐんと深まる校外学習
恒成 尚江
〜キャリア教育の視点から考える〜
トピックス (第99回)
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会 他
平沼 源志
写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第33回)
生徒が自分たちの手で校内の環境をよくするための取り組み
石川 天衣
ICT大活用!障害のある子のコミュニケーション支援 (第3回)
絵カードでもコミュニケーション
坂井 聡
目的と行為の方程式で導く!子供に最適な「ほめ方・しかり方」 (第3回)
[ほめる]作業や活動を途中で切り上げ,次の指示を聞こうとする子供 [しかる]作業に夢中になって切り替えができず,周りを待たせている子供
イトケン太ロウ
「ことばの教室」の担当になったら「構音指導」基礎基本 (第3回)
音別指導の実際「さ行音の音づくり」
中澤 洋子
できた!を育む 楽しい手作り教材 (第9回)
すぐに完成!「プラダン教材」
佐々木 敏幸
〜自作するから拡大できる支援〜
子供の思いを引き出し支援に生かす!「聞く」スキル (第3回)
子供の話を“盛って聞く”
上條 大志
「図工・美術」指導のコツ&題材アイデア (第9回)
中学部美術で怪獣映画づくりに挑戦!
関口 光太郎
〜撮影編〜
心と体を整える「ヨガ」ポーズ&プログラム (第9回)
保健室や相談室でのリラックスヨガ
鈴木 敏成太田 千瑞吉田 麻里
知的障害教育における単元づくりと学習評価 (第3回)
知的障害教育における授業づくりと学習評価に関する研究の紹介
横尾 俊
特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第33回)
鹿児島県
榎本 博
編集後記
是枝 喜代治米谷 一雄

編集後記

 学習指導要領が改訂され,令和4年度からは高等学校(高等部)で段階的に実施されたことにより,令和6年度には全ての学校において現行の学習指導要領が完全実施となります。各学校においては,主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を進め,個別最適な学びと協働的な学びの実践が積み重ねられ,また,多様な学びの場での,資質・能力の育成を目指し,幼児児童生徒の障害の状態や特性及び心身の発達の段階等を踏まえ,知識及び技能の習得,思考力,判断力,表現力等を育成,学びに向かう力,人間性等の涵養を偏りなく実現することが求められています。学習内容については,カリキュラム・マネジメントの視点(何ができるようになるか,何を学ぶか,どのように学ぶか)で教科等横断的に学習効果を最大限引き出すため,年間指導計画や単元計画の見直しも行われてきました。

 特別支援教育においては,この単元計画の指導内容を明確化し,幼児児童生徒の多様な実態に応じて,授業を組み立て,「わかった」「できた」を引き出すため,教材教具を工夫することがとても重要となります。現在は,ICT機器やタブレット端末(GIGAスクール構想)の活用も進んでおり,従前から使用されてきた教材教具と合わせて,様々な集団や個に応じて,指導の幅も広がってきています。一方で,教師の教材教具の作成能力や指導技術についても,次の世代に継承していくことや現状に満足せず進歩させていくことが必要になります。教材教具は,幼児児童生徒の力を引き出すものと同時に,教師との関係性を築く大切なツールにもなります。1つの教材教具でも,ねらいによって使い方を変化させることもできます。教師にとっても,授業の準備として,教材教具を作成することで,授業に対する期待やわくわく感が生まれます。この気持ちが授業の中でよいスパイスにもなります。

 今回の特集は,「1人1台端末活用アプリ&手づくり教材の大活用術」として,子供が興味を示し,個別最適な学びや集団としての学びの参考となる教材教具と合わせて,その指導技術をご紹介いただきました。子供にとっても教師にとっても,楽しみになる授業をつくれるよう,参考になればと思います。


   /是枝 喜代治・米谷 一雄

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 立松英子さんの書籍を読んで指導の参考にしています。ちょうど、私がさらに理解を深めたい記事が掲載されていたので良かったです。
      2023/9/1030代 特支教諭
    • 個の特性に応じたタブレットの活用事例は、参考になりました。支援の必要な子にとっての情報活用能力とは、改めて考えました。
      2023/8/2050代・小学校教員

ページトップへ