- 特集 ことばとコミュニケーションの指導・支援法大全
- 特集について
- ことばの発達に遅れがある子供への言語発達を促すかかわり〜支援者が心がけておきたいこと〜
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- ことばを獲得したもののコミュニケーション上の課題をもつ子供へのかかわり
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- 言語・コミュニケーションのアセスメントと指導法
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- ことばとコミュニケーションの指導・支援法
- PECS(R) 絵カード交換式コミュニケーション・システムTM
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- Dropsシンボル
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- NC-プログラム 認知・言語促進プログラム
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- VOCA 音声再生装置
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- 認知発達に合わせたアプローチ 太田ステージ
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- インリアル・アプローチ
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- TRPG テーブルトーク・ロールプレイングゲーム
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- SST ソーシャルスキルトレーニング
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- ことばとコミュニケーションの指導・支援法 実践編
- PECS(R) 絵カード交換式コミュニケーション・システムTM
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- Dropsシンボル
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- NC-プログラム 認知・言語促進プログラム
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- VOCA 音声再生装置
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- 認知発達に合わせたアプローチ 太田ステージ
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- インリアル・アプローチ
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- TRPG テーブルトーク・ロールプレイングゲーム
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- SST ソーシャルスキルトレーニング
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- 【特別寄稿】ことばの発達を促す遊びアイディア
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 伝承遊び体験を取り入れた総合的な学習
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- 〜いなばタイム「うんどう・あそぼ」におけるグループ活動の実践より〜
- 問題行動を繰り返す児童に対する「こころの天気」の活用
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- 子供イキイキ・学習活動
- 【国語】これからの時代に必要な「漢字の力」「学び方」とは?
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- 【算数・数学】分数パズルでじゃんけんゲーム
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- 〜小5『分数の意味と表し方』『分数の加法・減法』の体感的理解〜
- トピックス (第100回)
- 義務教育の在り方ワーキンググループ 他
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- 授業で120%タブレットPCを活用する!最新ちょこっとアイデア
- 子どもたちの長所・強みを引き出すためのICT活用
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- 〜(特別回)〜
- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第34回)
- 視覚支援で 自分から自分で精いっぱい そして いっしょに
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- ICT大活用!障害のある子のコミュニケーション支援 (第4回)
- 感情表現ができるように
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- 目的と行為の方程式で導く!子供に最適な「ほめ方・しかり方」 (第4回)
- [ほめる]5分前行動ができ,始業の合図とともに学習を始められる子供/[しかる]決められた時刻を守れず,ギリギリに行動してしまう子供
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- 「ことばの教室」の担当になったら「構音指導」基礎基本 (第4回)
- 音別指導の実際「た行音の音づくり」
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- できた!を育む 楽しい手作り教材 (第10回)
- 自立課題としての「型はめ」
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- 〜活動をつくり拡大するために〜
- 子供の思いを引き出し支援に生かす!「聞く」スキル (第4回)
- 子供の話を“待って聞く”
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- 「図工・美術」指導のコツ&題材アイデア (第10回)
- 自画像を描こう!
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- 〜掘り進み版画〜
- 心と体を整える「ヨガ」ポーズ&プログラム (第10回)
- 筋緊張の低い子供へのヨガ
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- 知的障害教育における単元づくりと学習評価 (第4回)
- 学習指導要領を踏まえた単元作成プロセス
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- 特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第34回)
- 熊本県
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- 編集後記
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編集後記
人工知能(AI),ビッグデータ,Internet of Things(IoT),ロボティクス等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられたSociety5.0時代が到来しつつあり,社会の在り方そのものがこれまでとは「非連続」といえるほど劇的に変わる状況が生じています。
このように急激に変化する時代の中で育むべき資質・能力の育成が求められていることを中央教育審議会答申(令和3年1月26日)「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現〜」は総論で述べております。具体的には,「教科等固有の見方・考え方を働かせて自分の頭で考えて表現する力」「対話や協働を通じて知識やアイディアを共有し新しい解や納得解を生み出す力」「対面でのコミュニケーションを通じて人間関係を築く力」(答申より一部抜粋)などです。
そして,2020年代を通じて実現すべき「令和の日本型学校教育」を示す中で,「協働的な学び」において,同じ空間で時間をともにすることで,お互いの感性や考え方に触れ刺激し合うことの重要性について改めて認識する必要があることが示されています。
児童生徒における言語理解やコミュニケーション手段等に関する発達状況は個々に異なります。言語による意思表出や意味理解がまだ難しい段階から,会話はできても相手の意図を正しく理解することに課題がある段階まで,障害の程度や発達段階により多様です。特別支援学校や特別支援学級,通級指導教室では,児童生徒の実態を正しく把握することにより適切な指導を重ねている実態があることでしょう。例えば,特別支援学校の小学部段階であれば,太田ステージなどを活用した実態把握と指導法が多くの教員に活用されています。一方,小・中学校等においては,発語の初期段階における指導法に関する経験の少ない教員が多いことと推測できます。
上記のことを踏まえ,本特集においては,障害の重い児童生徒のことば・コミュケーションの育成から,比較的軽度な児童生徒のコミュニケーションの活用まで取り上げることとし,特別支援学校だけでなく,特別支援学級や通級指導教室等での授業にも参考となる内容としたいと考えます。
/是枝 喜代治・大関 浩仁
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- 明治図書
- 言語聴覚士として働いていますが、学校現場のコミュニケーション支援法について学ぶ機会があまりありませんでした。一つ一つの記事は短いながらも適切なエッセンスがギュッとつまっており、とても学びになりました。2023/10/140代・女性