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- 著者インタビュー
- 授業全般
今まで「学級づくりを中心にしてずっと書いてきました。もちろん、授業についても触れていますが、この「学級づくり」が最重要な課題だと考えたからです。
「学級づくり」が軌道にのったならば、次にはその土台の上に当然「授業づくり」をのせていかなければいけないのです。一日の大半は「授業」をしているのですから。
ところが、ここで悩んでいる初任者がいるのですね。
そこで、井上先生と一緒に「授業づくり」について一冊書くことにしました。
初任者の最初は「マネすること」から始まります。どんどんマネするのです。そのマネの積み重ねから自分なりの方法を見つけていくのですから。
だから、この本も「マネ」できることがあったら、どんどん活用して下さい。
提示した対処法が絶対だと思わないで下さい。1つの方法だということです。すべて本に書かれてあることはそのように理解すべきです。
決め手は、目の前の子供たちです。うまくいかなかったら、子供の問題にしないで、方法を見直していくべきですよ。
新しいものにすぐに飛びついて振り回されないことです。
決め手は、繰り返しますが、目の前の子供たちです。その子供たちをどうしていくかを常に考えていくことです。それが「現場教師」の生命線ですね。
そのための第1の条件は、教師は子供たちの前で元気で、明るくしていることです。
そのように振る舞えないならば、その原因について徹底的に考え抜いて、克服していく道を模索すべきです。
「教師」でい続ける条件は、自分が常に「学び続けているかどうか」にかかっています。その「学び続ける姿」に子供たちは揺さぶられます。その姿勢をぜひとも持ち続けてほしいですね。