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まずは参加してみよう―発明の日、科学技術週間関連イベント
kyoikujin
2008/4/17 掲載
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 明日、18日は発明の日だということをご存知でしょうか。そして、今週14日から20日までは科学技術週間です。今週からは、科学技術振興のためのさまざまなイベントが各地で目白押しです! ほとんどのイベントは無料、まだ申し込みに間に合うものもありますのでぜひチェックしてみてください。

発明の日、科学技術週間とは?

 特許庁のサイトによると、発明の日は、現在の特許法である専売特許条例の公布されたのを記念して制定された日で、「産業財産権制度の普及・啓発を図ること」を目的としているそうです。特許権や実用新案権などの産業財産権の普及をさせることで発明者の権利を守り、アイデアを広められるようにすることで、産業や科学技術を発展に寄与しようということのようです。
 そして文部科学省のサイトによると、発明の日を含む1週間が科学技術週間として制定されており、「科学技術について、ひろく一般の方々に理解と関心を深めていただき、我が国の科学技術の振興を図ること」を目的として位置付けているそうです。
 全国の機関でイベントなど行うことで、科学技術の振興を狙っています。

様々なイベント 発明の日編

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 まずは、グランドプリンスホテル赤坂で行われる発明の日フェスタ。コナミ株式会社など、複数の企業を招いてのシンポジウムや、「意匠120周年記念イベント」として、世界最小二足歩行ロボット「i-SOBOT」や2007年グッドデザイン大賞を受賞の「eneloop」のデザイン開発者らを招いてのトークショーなどが行われます。また、4月7日から4月25日の期間には、特許庁1階ロビーにて、貴重な意匠登録第1号の「雲井織(織物)」などが展示されるそうです。
 さらに、小中学生向けにも工作教室や科学実験ショーなどの様々な記念イベントが用意されています。たとえば、茨城県ひたちなか市で19日に開催予定の「発明の日フェア2008」では、主に小学生を対象にして実験や工作の教室を開きます。「ハートも燃える爆発実験」「マジック工作教室 (プロマジシャンによるふしぎ工作教室!)」など、タイトルだけ見ても子どもの興味を引きそうです。当日会場に行けば、まだ先着順で申し込み受付をしているようです。また、20日(日)には、宮城県仙台市の仙台市科学館で発明の日フェア2008 ワクワク!びっくりはつめいの国へが行われます。こちらはサイエンスショーや工作教室はもちろん、「ルービックキューブ体験教室」や「無料発明相談」などのコーナーもあるのだとか。北海道札幌市で26日(土)に開催予定のおもしろ発明・体感フェア2008では、発明・特許だけでなく、環境問題について学べる工作教室を用意しているようです。
 他にも愛媛県、福岡県、沖縄県などでもこのようなイベントを開催予定です。詳しくは、特許庁のサイトにあるで各機関にお問い合わせください。

様々なイベント 科学技術週間編

 科学技術週間のイベントは、文科省の科学技術週間のページの「イベント検索」から調べることができます。映画などの気軽に参加できるイベントから参加・体験型のイベントまで様々です。
 文部科学省では、毎月第4金曜日の夜に「サイエンスカフェ」という、科学者と飲み物を飲みながら、科学技術について理解を深める会を催していますが、この期間中は子ども用の科学技術週間サイエンスカフェも用意されています。
 参加型のイベントとしては、子どもが博物館などの館長を体験できる「1日館長」などもあります。館長を体験できる子どもは学校ごとなどの選抜制で誰でもというわけにはいかない施設もありますが、期間中に博物館に行けば、「館長」を務める子どもたちの姿が見られるかもしれません。

 発明や、科学分野での発見は、時としては偶然に起こることもあると言われますが、それにしてもまずは「興味をもつ」、「やってみる」ことなしには始まりません。このような科学技術に親しむ機会をつくって、子どもを実際に科学に触れさせてみることが肝心かもしれません。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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