きょういくじん会議
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世界中で環境について考える―アースデイ
kyoikujin
2008/4/24 掲載
Earth Day: Keeping Our Planet Clean (Finding Out About Holidays)

 アースデイ東京が、19、20日に代々木公園で行われました。環境に関する事業を行うNPO、NGOの出展、「地産地消」「旬の食材の使用」などをコンセプトにした飲食店の出店、それに伴うリユース食器の貸し出し、NPO図書館の学校による童話の語り聞かせの会「おはなしのもり」、高樹沙耶さんのライブなどがあり、2日間で合計12万5千人の来場がありました。

 アースデイとは、1970年にアメリカ合衆国上院議員であったゲイロード・ネルソンさんが4月22日を「地球の日」であると宣言したことから始まります。その後4月22日をアースデイとし、世界各地で地球環境に関するイベントが開催されています。

 アースデイ東京では、学校でもできる事業としてジェン(JEN)が行うBOOK MAGICが紹介されていました。BOOK MAGICとは古本やCDなどをブックオフを通じてJENに寄付し、その買取金額が、JENが行うアフガニスタンの学校再建などに役立てられるというもの。個人でも参加できますが、50冊以上からの寄付となっているので、学校や会社、町で集めたものが寄付されることも多いようです。いらなくなった本を寄付するというエコ、それがアフガニスタンの学校再建に役立つという国際協力もできるシステムです。

 また、化学物質過敏症の人にも安心して使える印刷物を開発している大川印刷、服部幸應さんの「食育の本」を出版しているグリーンハンド、自然なお産や母乳育児実践など様々な子育て、暮らしの知恵を母親の視点から発信している自然育児友の会のブースなどもあり、環境という視点から国際協力、食事、育児と幅広い団体が参加していました。

 29日にはアースデイまつもとが、5月24日にはアースデイ神戸が開催され、22日を過ぎても各地でイベントは行われています。世界中でこの時期に行われているアースデイイベントを、環境について考えてみたり、自分ができることを知っていくきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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