きょういくじん会議
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フリーペーパーで絵本の読み聞かせ―『森の戦士ボノロン』
kyoikujin
2008/4/21 掲載
森の戦士ボノロン (涙のきせきの巻)

 近頃は、街のいたるところでフリーペーパーを見かける。フリーペーパーだからといって、「広告ばかりで読むところがない!」なんてバカにはできない。頒布日をチェックして、わざわざもらいに行く人も結構多いのでは。

 JAFNA(日本生活情報誌協会)の調査によると、日本で最も古いフリーペーパーは昭和15年。『芦屋倶楽部』という会員紙らしい。その後も数々のフリーペーパーが誕生し、今ではイベント、タウン、ショップ、求人、住宅、グルメ…等々、ジャンルも多岐にわたっている。リクルートから出ているフリーペーパーの男性誌『R25』などは、50万部が3日でなくなるともいわれるほどの人気だ。

 さて、絵本のフリーペーパーがあるのは、みなさんご存知だろうか。あの「北斗の拳」の作者、原哲夫氏がプロデュースする『森の戦士ボノロン』のシリーズ。森に住んでいるオレンジ色でとっても大きな戦士、ボノロンが、毎号、困ったり悲しんだりしている人の涙を通してあらわれ、一緒に問題を解決したり願い事をかなえてくれる、というようなお話だ。
 かくいう私も創刊時から毎号手に入れているが、ボノロンのキャラクターのインパクトと、読み終えた後、心になにか残るような温かい内容で、子どもたちへの読み聞かせ絵本としている人も多いようだ。小さい子どもには少し字が多いかもしれないが、全ページカラーで、印象的な色彩とインパクトのあるアングルの絵が魅力。子どもたちも、イメージをたくさん膨らませることができるだろう。

 『ボノロン』の配布が始まったのは2005年6月。コンビニエンスストア(セブンイレブン)で、2か月に1回、毎回100万部が配布されている。HPからも読むことも可能だが、是非、冊子を手に入れて子どもに読み聞かせをしたいという方、今月は4月15日に配布が開始。今ならまだ間に合うかもしれない。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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