- きょういくじん会議
![栽培キット メイシーちゃんのお野菜を作ろう!](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41bN8kMKUXL._SL130_.jpg)
梅雨本番でなかなか外にお出かけできない日が続いています。こんな時は家で子どもと一緒に土いじりをしてみてはいかがでしょうか。ベランダや窓辺のちょっとしたスペースでも、気軽に始められます。今から始めても、早ければ梅雨明け前に、遅くても梅雨明け直後から、お花を咲かせたり実を付けたりといった楽しみを、お子様と一緒に体験することができます。
お花を咲かせる
植物を育てることは簡単そうに見えますが、意外と難しい面もあります。最も簡単に育てられるのは、環境の変化に強いポトスなどの観葉植物ですが、子どもと一緒に育てるのなら、きれいなお花を咲かせる植物のほうが、喜びが大きいかもしれません。おすすめはなんと言ってもアサガオ。苗から育てれば、梅雨の時期でも花を咲かせ、10月上旬までの長い間、花を楽しむことができます。生命力が強いので、子どもでも世話がしやすく、初めての栽培には向いているでしょう。開花期間の長いヒマワリなども良いですね。
家庭菜園にトライする
野菜や果物などの実のなる植物を育てると、小さな実を発見したときの喜びや、収穫時の達成感・満足感を体験することができます。土作りや肥料、水やり、風通し、日光の当て方などを工夫することによって実の成り方に違いがあることを発見したり、収穫した野菜や果物を親子で調理したりと、様々な体験ができます。普段お店で買ってきて食べる野菜や果物が、どんな葉や花を付け、どんな風に実が育っていくのかを観察するだけでも、子どもにとっては貴重な経験になることでしょう。家庭菜園におすすめなのは、ミニトマトやナス、ピーマンなどの野菜、バジルやパセリなどのハーブ、イチゴやブルーベリーなどの果物です。プランターでも育てられるので、それほど広いスペースを必要としません。
グリーンカーテンで一石二鳥
窓辺でつる性の植物を育てると、葉がまるでカーテンのように生い茂って温度調節の役割も果たしてくれます。キュウリやゴーヤなどの実のなる植物でグリーンカーテンを作ると、収穫も楽しめるので一石二鳥です。グリーンカーテンについては、昨年のきょういくじん会議の記事、「気温は涼しく心は温か―緑のカーテン」で詳しく紹介しましたので、そちらもご覧下さい。
動物を飼って世話をすることは、子どもの成長に良い影響を与えると言われています。しかし、「動物禁止のマンションだから」「子どもがアレルギーだから」といった理由で、動物を飼いたくても飼えないおうちが結構あると思います。動物が無理でも、お子様と一緒に植物を育ててみてはいかがでしょうか。たとえ植物でも、「生き物を育てる」「生き物の世話をする」という体験は、子どもの成長に良い影響を与えることでしょう。