- きょういくじん会議

新年が明けると目の前に迫っている受験シーズン。来週末にはセンター試験が実施され、今年も受験生たちの熱い冬が始まります。それに合わせて過熱するのが合格祈願グッズ商戦ですが、今年も各社が新たなアイデアやサービスを用意しています。
2年前の記事でお伝えした「縁起菓子」と呼ばれるジャンルは今年も大盛況です。「キットカット」「ウカール」のヒットに続けと、「ポッキー」(ひっくりかえすとキッポー)「うカルピスキャンディ」など、(少し苦しめの?)新たな語呂合わせで様々に縁起担ぎをしたお菓子が発売されています。
オリジナル「キットカット」で“きっと感動”な応援サービス
一方、縁起菓子ブームの火付け役「キットカット」を有するネスレコンフェクショナリーは、様々な合格祈願関連のサービスを用意しています。
キットメールは、郵便局とコラボレーションした商品です。郵送できるサイズのパッケージに「キットカット」が入っており、140円分の切手を貼って宛先・送り主を記入し、そのままポストに投函することで郵送できます。外箱にはメッセージを書く欄があり、受験生への応援メッセージを届けることができます。また、箱の中には、相田みつをさんのメッセージが書かれた桜型のしおりが1枚入っています。
販売価格は250円で、キットカット4枚入り。5日から全国の郵便局で販売されています。離れたところにいる受験生も気軽に応援できるのが魅力的ですね。
直接思いを伝えたい方には「チョコラボキットカット」がおすすめです。お気に入りの画像をアップして、コメントやデコレーションをほどこし、オリジナルパッケージのキットカットを作成してくれるカスタマイズサービスです。昨年9月に開設された新サービスで、価格は1セット10箱が2100円となっています。
先生から生徒へ、後輩から先輩へと、思いのこもった応援を贈ることができますね。もちろん受験生への応援だけでなく、結婚・出産・入学の記念など、ご自分のアイデアしだいで様々に活用できそうです。
語呂合わせ縁起商品の元祖? 合格祈願切符のご紹介
語呂合わせで縁起を担いでいるのはお菓子だけではありません。鉄道会社が発売する合格祈願切符も、受験生応援グッズの定番となっています。多くの場合、縁起の良さそうな駅名の組み合わせが用いられており、たとえば銚子電鉄の「合格祈願切符」は「本銚子(本調子)行き切符」 「上り銚子(上り調子)行き切符」 「銚子⇔本銚子往復切符」 (調子が悪くても本調子になる)という具合です。
ほかには、都営地下鉄「合格記念きっぷ」の「門前仲町(合格への登竜門)」「勝どき(勝ち鬨)」からの170円区間切符のセット、JR四国「合格記念きっぷ」では徳島線「学駅」の入場券切符5枚(入場券の「入」の字と「学」の字が縦に並んで「入学」と読め、5枚で「ご入学」)とお守り袋のセット、千葉モノレール線「さくらさく合格祈願きっぷ」の「桜木駅」から「作草部駅」までの片道切符(さくら→さく)などなど、各社から趣向を凝らした合格祈願切符が発売されています。セット数が限定されたものや通信販売が可能なものもございますので、興味を持たれた方は上のリンク先をご覧になってみてください。
試験本番まであと少し。受験生も、受験生を応援される方も、今が正念場です。ちょっとした縁起担ぎでも、受験生にとっては意外と心の支えになることもありますので、身近に受験生がいらっしゃる方はお試しになってみてはいかがでしょうか。