- きょういくじん会議
![墨増刊 書家の年賀状2011年うさぎ年 2010年 11月号](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51lgmhjSGHL._SL140_.jpg)
2010年は、残すところあと52日となりました。長いと感じる方も、短いと感じる方もいると思います。
年の瀬と言えば、さまざまなものが思い浮かぶかと思いますが、今月1日より、2011年用のお年玉付き年賀はがきの販売が全国一斉に始まりました。発行数は昨年と同等の39億枚を見込んでいるようです。
最近は、年賀状のテンプレートやキットなどが多く出回っていますが、年賀はがき自体にも、さまざまな種類があるのをご存じでしょうか。
●さまざまな「お年玉付き年賀はがき」
ディズニーキャラクター年賀
2011年のディズニーキャラクター年賀は、おなじみの「くまのプーさん」に加えて、干支にちなんだ「ラビット」の登場が特徴のようです。また、ディズニーキャラクター年賀には、裏面の絵を指でこすると花のにおいがする「香り付き」のタイプもあります。香り付きのはがきは10枚セット700円とやや割高ですが、受け取った人には、凝った工夫が喜ばれるかもしれません。ディズニーが好きな子どもにも人気が高そうです。
いろどり年賀
はがきの色合いから日本の文化が伝わる「うぐいす」と「もも」の2種類があります。ももの方は、かわいらしい「赤い南天」と「雪うさぎ」がモチーフとなっています。お正月の雰囲気の中、日本らしさをより感じられそうな年賀はがきです。
カーボンオフセット年賀
この年賀はがきは、地球温暖化防止を推進するプロジェクトへ、1枚につき5円の寄附ができます。
ご参考までに、2010年に集まった寄附金は、ブラジルにおける木質バイオマス発電や、インドにおける風力発電などの事業に役立てられたようです。こういったプロジェクトに関心のある方には、寄附をする良い機会になりそうですね。
エコー年賀
1枚45円の年賀はがきです。無地の年賀はがきよりも安いのは、はがきの一部に企業などの広告が印刷されているためです。今年は、東京都内と鹿児島県内限定で販売しています。
東京都内で販売されるエコー年賀は、印刷された広告によってお得なクーポンやキャンペーン情報がついています。たとえば、旅行会社のH.I.S.のものは、モバイル会員登録をすると抽選でハワイ旅行が当たるようです。
最近は、エスカレーターの手摺りなどいろいろな場所に広告があって驚くこともありますが、年賀はがきにも宣伝効果が期待されています。
高岡市PR年賀はがき
富山県にある高岡市をPRするために、高岡商工会議所が販売する年賀はがきです。切手の下に、高岡市のマスコットである「利長くん」と「家持くん」が印刷されています。ちなみに「利長くん」は、インターネットミュージアムで今年の6〜7月におこなわれたミュージアム・キャラクター人気投票において、全国1位を獲得しました。高岡市PR年賀はがきの販売開始は、11月10日を予定しているようです。
絵入り島根県版「松江城」
社会福祉の増進を目的とする事業などへ、はがき1枚につき3円を寄附する「絵入り年賀はがき」は、全国版と地方版があります。
今回ご紹介する島根県版は、「松江開府400年祭」のPRも兼ねているようです。2011年は、松江城築城400年にあたります。松江開府400年祭のホームページによると、この年賀はがきを指定の施設で提示すれば、入場料が割引になるそうです。松江城や小泉八雲記念館などが該当します。こういった特典をつけることで、集客効果が高まると感じます。
このほかの地方版の絵入り年賀はがきについては、日本郵政のホームページ内にある郵便年賀.jpというサイトに詳細が載っています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
●“卯年”年賀状コンテスト
逓信総合博物館「ていぱーく」では、来年の干支である「うさぎ」をテーマにした年賀状や年賀封書のコンテストを開催します。
賞は「館長賞」と「うさぎ賞」があります。それぞれの審査基準は、館長賞が「ウィットに富み且つ美しい姿を有するデザイン」で、うさぎ賞が「ポストを開けたときにハッとするデザイン」だそうです。応募は、持参でも郵送でも可能で、12月24日必着となっています。自信作ができあがったら、こちらのコンテストに応募してみるのも良いですね。
また、ていぱーくでは11月から12月のあいだに、小学生以上を対象にした手づくり年賀状教室を開いています。消しゴム版画や絵封筒など、教室は4種類あります。手作り感あふれる年賀状を送りたい方や、例年とは趣向の異なる年賀状を送りたい方などにおもしろそうな内容です。
年賀状の投函開始は12月15日からです。まだ先だと構えていると、あっという間に時が経ってしまうように思います。
年賀状に対するスタンスは皆さんそれぞれかと思いますが、これから年賀はがきの購入を予定している方は、お好みに合うはがきを吟味してみてはいかがでしょうか。