級友の嫌いなところを作文させる―奈良市小学校
11日の読売新聞の記事によると、奈良市の市立小学校で5月、50歳代の女性教諭が、担任する学級の児童全員に、特定の男児について嫌いなところなどを作文に書かせ、男児の母親に渡していたことがわかったとのことだ。
教諭は、男児が「授業中に教室内を歩いたり、私語を繰り返したりして落ち着きがない」ことから、このような「配慮に欠ける指導」に至ったとのことである。一見、問題行動として受け取れる場合でも、児童に特別な支援の必要がないか、専門家の助言を受けるなどの対応をしていなかったのだろうか。
文部科学省による平成18年度の特別支援教育等の整備状況調査結果からは、小学校での「校内委員会の設置」や「特別支援教育コーディネーターの指名」は9割以上、「実態把握」が8割以上の学校で実施されているなど、特別支援教育が広まっていることが分かる。
その一方で、「個別の指導計画の作成」や「専門家チームの活用」は3〜4割にとどまり、「教員研修の受講状況」も約5割であることから、特別支援教育について専門的な知識を持って対応できている学校は、まだ多くないことが伺われる。
この男児への、支援の必要性の有無については報道されていないため、そのような視点からのみ論じることはできないが、自己流の指導によって児童や保護者を傷つけてしまう前にできることがないか、慎重な対応が求められていると言えるだろう。
- 特別支援教育に関すること(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
クラスの子からこんなに嫌われてる問題児童なので、私は面倒見切れませんってアピールしたかったんですかね。
そんなことされて昨今の保護者が黙っているわけないのに。
これでは何の解決にもならないと思う。
これがきっかけでいじめが始まってしまう可能性があることぐらい、想像できそうなもんだけどねー。
よかったらhttp://tomyamkun.cocolog-nifty.com/sofies/2007/07/post_8249.html
見てください。
「きょういくフェスタ」というイベントで、教育に違いを創りたいと
思っています
1の名無しさん、「昨今の保護者が黙っているわけないのに」に疑問を感じます。保護者が黙っているのならいいのですか?
いろいろな保護者がいると思いますが、その子どもの保護者は傷つくでしょう。他の保護者はこの「特定の子ども」のことを知っている可能性が高いと思われます。この問題は他の保護者の声から発覚したものであってほしい。保護者全体としてそのご家庭と他の子どもたちを守ってあげてほしいと思います。
当事者の子はもちろんクラス全員の心に傷をつけて、
本当に罪深い教師だと思います。