「ゆとり教育」について異例の反省―中央教育審議会
28日の読売新聞の記事によると、中央教育審議会は、近く公表予定の「審議のまとめ」の中で、現行指導要領の「ゆとり教育」について分析し、「授業時数を減らしすぎた」等の反省点を列挙しているとのこと。
新指導要領における「ゆとり教育」の見直しは様々なところで報じられてきたが、中教審が反省点を示すのは初めて。反省がないままの方向転換では現場は迷走するばかり、という批判も根強かっただけに、それに応えようとしたのかもしれない。
指導要領の改訂にも大きな影響を及ぼすであろう、全国学力テストでは、改めて児童・生徒の知識活用力が課題となった。しかし、この課題への取り組みこそが、現行指導要領の目玉だった「自ら学び自ら考える力」いわゆる「生きる力」の育成でもあったはずだ。今回のテスト結果でも分かるように「生きる力」のスローガンだけでは活用力は伸びなかった訳だが、かといって授業時数や教える内容を増やすだけでは、活用力の向上は難しいだろう。
中教審は反省点の一つとして「『生きる力』とは何か、なぜ必要なのかを説明できなかった」ことを挙げ、新指導要領でも「生きる力」という理念は残す方向のようだ。授業時数や内容の増をいかに活用力向上に結びつけたものにしていくか、「審議のまとめ」に注目したい。
- 小学校の授業時間増の素案まとまる―中央教育審議会(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070239
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
亀田よかよっぽど当時の大臣及び幹部連中に謝罪会見を開いて頂きたいわけだが。
官僚制度ってほんと誰も責任を取らないシステムで凄いと思う。
都市部ではそうなってしまいますよね。
でも塾に行かないと他の子どもに大きく差をつけられてしまう状況は、教育の機会均等や義務教育無償という観点からするとかなり憲法違反ではないかと思うんですけど。
学校ガンバレ!
2学期制ってどのくらい増えているんでしょうかね。これも「ゆとり教育」が影響しているようにも思えるのですが…。
通知表作成が1回減ります。
でも結局、(特に受験を控えた中3は)夏休み前になんらかの評価を渡しますから、特に手間が減った気はしません。