朝食を食べない子どもが減少―平成19年版食育白書
30日の産経新聞の記事によると、政府は30日、食育推進の施策実施状況をまとめた平成19年版の「食育白書」を閣議決定したとのことだ。
平成17年7月の食育基本法の施行を受けて、内閣府に設置された食育推進会議は、平成18年3月に食育推進基本計画を決定している。同計画では、食育を国民運動として推進するための目標として、
- 食育に関心を持っている国民の割合
- 朝食を欠食する国民の割合
- 学校給食における地場産物を使用する割合
- メタボリックシンドロームを認知している国民の割合
- 食品の安全性に関する基礎知識を持っている国民の割合
など9項目を挙げ、平成22年度までの達成目標を設定している。
同白書によると、朝食を食べない子どもの割合は、計画策定時の調査で4.1%だったものが、3.5%に改善していた。また、夕食を「家族そろって食べる」と回答した子どもは、一人で食べる子どもに比べて、「(食事のときに)いつも挨拶をする」、「すっきり目覚めた」、「(朝食を)必ず毎日食べる」割合が高いことを挙げ、家庭における食育の役割の重要性を強調している。
こうした家庭での食生活については、25日の記事で紹介した、学力テストと同時実施された児童・生徒の意識調査の結果でも、「朝食を毎日食べる児童生徒の方が、正答率が高い傾向が見られる」と分析しており、健康面に限らず影響があると言えるだろう。「食育」という言葉を知っている人の割合は、今年3月の調査では65.2%で、平成17年7月の調査から12.6ポイント増加しているとのことで、今後さらに食育の効果が発揮されることを期待したいところだ。
- 大人だけじゃない! メタボリックシンドローム(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20070234 - ご存知ですか? 「食育の日」「食育月間」(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20070166 - 忍び寄る「個食」≒「孤食」(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070010
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
そんなところでしょうね。
食育で何かが改善するというより、親が無頓着なせいで、子どもは朝食を食べないし勉強もしない、みたいな。
ていうか虐待だろ、それじゃ?
・子どもが食べたくても食べさせない
・子どもが食べたがらないので積極的に食べさせようとしない
前者は間違いなく虐待ですが、後者も広い意味では虐待と
取られるかもしれませんね。