教委と各学校にCIOを配置してICT化促進―文科省
2008/7/24 掲載
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文部科学省は22日、「学校のICT化のサポート体制の在り方について」(PDF)とする報告書をまとめ、学校のICT化促進のため、民間企業や自治体などで配置が進んでいるCIO(Chief Information Officer=情報化の統括責任者)やICT支援員の配置、活用を促進していくことを明らかにした。
報告書では、教育長や教育次長などが務める「教育CIO」と校長や副校長などが務める「学校CIO」を教育委員会と各学校に配置し、両者が緊密に連携しながら、学校のICT化についてビジョンを構築し、リーダーシップを取って推進していくとしている。
また、教育委員会が直接雇用したり、民間企業と提携するなどして「ICT支援員」を配置。授業や校務でのICT活用や教員のICT活用スキルの向上を支援し、将来的には全ての教員が自立してICTを活用した授業を行えるようにするとしている。
学校のICT化については、普通教室における校内LAN整備率やICTを活用して指導できる教員の割合が2007年3月時点で約6割にとどまるなど、政府が掲げる2011年3月までに100%という目標に対して取り組みが遅れていたため、文科省は昨年10月にICT化促進のための検討会を設置し、対策案の検討を進めていた。
- 学校のIT環境整備進まず―IT新改革戦略(2007/6/13)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070075 - ICT、指導には活かしきれず―教員のICT活用指導力調査(2007/8/2)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070179 - 『学力向上 ICT活用指導ハンドブック』を公開―文部科学省(2008/7/4)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20080325
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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