中学校指導要領「解説」を公表―文部科学省
2008/7/16 掲載
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- 学習指導要領・教育課程
文部科学省は15日、中学校学習指導要領の解説を公表した。中学校の解説については、14、15日に東京都内で開かれた中央説明会で指導主事などにも説明された。中央説明会は小学校同様、今週から来週にかけて、兵庫、福岡でも開催されることになっている。
解説の総ページ数は、来年度から前倒しで実施される理科が136ページ、数学は173ページとなっている。前倒しの際の時間数は、移行期間中の中学校の標準授業時数についてにもあるように、平成21年度は、数学1年、理科3年で時間数増、平成22年度には、数学3年、理科2年の時間が増え、平成23年度には理科の3年で時間数が増となる。その分、選択教科、総合的な時間数が減少し、平成24年からは新教育課程が全面実施される。
社会の解説については、小学校と同様「沖縄戦」が明記されたことなどが新聞各紙でも取り上げられた。中でも「竹島」については、韓国で前倒しで実施するような報道がなされたことを受けて、16日に移行期間中における領土に関する教育の取扱いについてとの異例の報道発表が公表された。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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