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- 2011/12/28
- 教育オピニオン
- 学級経営
何のためにやるのかを明確にする
「人は幸せになるために生まれてくる。だから、学校はハッピーになるために来るところ!」
これは、ぼく自身が大切にしている思いだ。4月、子どもたちに必ず出す宿題がある。それは、なんのために学校にくるのか考えてくること... -
「関心・意欲・態度」、「思考・判断・表現」、「技能」、「知識・理解」の観点別学習評価について、新学習指導要領でもその必要性はうたわれている。以前から「指導と評価の一体化」という言葉もあるが、実際のところ、高校では小中学校ほど定着していない。
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世の中、どこかおかしい。
ごね得、横車、無理押しや、法の精神を踏みにじる輩は、昔からいることはいた。
だが、それは一部に限られ、その部分を「シャットアウト」することで社会はビクともしなかった。まじめに生きたい人間は、それこそ普通に、まじめに... -
様々な個性をもった子どもたちが一つの教室に
近年、教育界では特別支援教育がクローズアップされていますが、それは、様々な支援を必要とする子どもたちが、一つの教室の中で、ともに学ぶ機会が増えているからではないでしょうか。 -
小学校で英語を教える先生方へ
小学校外国語活動が必修化されて半年あまり。これまでおじゃました学校では、さまざまな工夫を凝らした英語の授業が繰り広げられていました。同時に、「小学生への英語の学習は、本当に有効なのでしょうか」と、いまだ疑問を抱かれ... -
生徒指導の指針を示した「生徒指導提要」(文部科学省/平成22年3月)のコンセプトのひとつが「未然防止」である。この言葉は、現在、各地域での生徒指導に関わる研修会等で頻繁に登場している。
「未然防止」とは、読んで字のごとく、問題を未然に防止するという... -
「困った子ども」は、実は「困っている子ども」
子どもが授業中におしゃべりを始めたり、ぼんやりとやる気がない態度をとったりしたとき、その子をどのようにとらえるでしょうか?
“ダメな子どもだな”“落ち着きがないな”“やる気がないな”と判断するでし... -
もう20年ほど前のことだが、ある生徒から「日本史を勉強して、何の役にたつんですか」と真顔で質問されたことがある。その時は、「現在の社会を正しく理解するためには、それがどのように出来てきたかを知ることが必要でしょう」と答えたが、生徒が十分に納得した...
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1.小学校の先生の理科離れ
子どもたちの理科離れが話題になるが、それ以上に深刻なのが、小学校の先生の理科離れである。大きな原因が2つある。
第一に、小学校の先生のうち、実際に理科を教えている方の割合が低いことである。小学校低学年には、生活科発足... -
1.吉田松陰は「楽天主義」者
萩(現在の山口県)の小さな私塾が、幕末・維新の時代を切り開く大きな原動力となった。松下村塾。塾を主宰したのは、吉田松陰(1830〜59)である。優れた思想家でもあった松陰の名を不滅のものとしたのは、実はこの松下村塾での教育...