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- 2013/4/15
- 教育オピニオン
- その他教育
昨年3月をもって36年間の教師生活に別れを告げた。そのうち校長として12年間学校運営にかかわってきた。教師人生の三分の一が校長であった。
校長の時も、教頭の時も、学級担任の時も、いじめのない学校を経験したことはない。毎年毎年、何らかの形でいじめが起き... -
1 はじめに
道徳の教科化についての論議は、これまで何度も繰り返されてきた。直近の学習指導要領改訂の際も話題となり、政権交代がなされた今また、いじめ問題の解決策として道徳の教科化がこれまで以上に現実味を帯びて語られている。
2013年3月に行われた教育z... -
私が主宰する花まる学習会では、某県を中心に公教育支援に入って8年目になる。交通費と給食という御礼のみで、なぜ続けてきたかというと、そもそも20年前に「塾という在野でモデルを作り、いつか公教育を改革すること」をスタート時の目標として設立したので、受け...
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本学で2月9日に「『学び続ける教員』を育む地域との連携の在り方を考える〜これからの教員の資質向上に求められるもの」と題するシンポジウムを開催した。このようなテーマの時、いつも教育委員会や学校現場からは「即戦力」が求められ、大学からは「教員としての...
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はじめに
私が学校教育の心理学研究に携わって早いもので45年近くになるが、一貫して行ってきた研究には、(1)不安やストレスが子どもや教師の行動に及ぼす影響に関するもの、(2)コールバーグ理論に基づくモラルジレンマ授業を我が国の教育風土に適合させるため... -
先日、「学び合い学習」授業風景のTVを見た。
唖然とした。子どもを怒鳴り散らしている。
教卓の所に座っている先生に、子どもが一生懸命考えて算数の答えを見せにいったらいきなり言われた。
「何でこうなるのだ!」
「おまえは何を考えているのだ!!」
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私が日本に最初に関わりをもったのは、まだ私自身が30代で、変わらない吸引力の掃除機を製造するために開発したサイクロン技術を完成させた1980年代です。当時、世界中の誰よりも私の技術に興味を持ち、深く共感し、寝る間も惜しんで世にまだ存在しないサイクロン...
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私はジェームズダイソン財団(James Dyson Foundation: JDF)という、主にエンジニアリングやテクノロジー、デザイン分野における教育慈善団体を2002年に英国で設立しました。活動の目的は、今後あらゆる分野で活躍するエンジニアやデザイナーの育成支援、将来を考...
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1.四海波高し
平成22年9月の中国漁船衝突事件、そして11月と翌年7月のロシアのメドベージェフ大統領による北方領土・国後島への上陸、さらに本年8月の韓国の李明博大統領の竹島上陸、加えて石原元東京都知事の尖閣諸島購入方針表明に端を発した同諸島の国有化を巡... -
子どもたちが元気に校庭を走りまわる。子どもたちがみんなで運動をしている。いつ見てもわくわくさせられる光景ではないだろうか。額に汗をにじませ、笑顔いっぱい、ときには真剣なまなざしで思い思いに体を動かしている。自由で気ままではあるけれど、そんな子ど...