子どもの心をグッとつかむ言葉のワザ(11)
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- 2020/4/10
- 言葉のワザ
- 学級経営
事例社会科でテスト前に教え込みの授業になってしまう
教師になりたての頃は、教科書の内容をなぞるだけで精一杯でした。
数年たつと、教科書の内容をもとにしながら、どうやって楽しい授業、熱中する授業をつくるか工夫していました。
この時期までは、市販テス... -
今回のねらい
言葉や知的には遅れがないものの、遠まわしな表現や比喩を使った表現、表情やしぐさから相手の感情を読み取ることに困難さがあり、一方的に自分の話ばかりしてしまったり、相手が傷つく言葉を悪気なく伝えてしまったりするなど、対人コミュニケーショ... -
1 教室に不用意に吹かせている「風」を自覚しよう
教師は、常に教室の空気感をつくり出しています。子どもたちも、教師の佇まいや立ち居振る舞いに合わせて態度を変えます。厳粛な教師のもとではピリッとした雰囲気になりますし、弱めの圧の教師の前では緩んだ雰囲... -
今月の相談
小学校6年生のマキさんは,昼休みになると保健室に来ては、おしゃべりして教室に戻るお子さんです。チャイムがなると自分から教室に戻っていきます。保健室に居座るタイプではありません。よく来るけれど、入り浸る訳ではないのです。先日、保健室に来た... -
事例個人面談で保護者の気持ちがスッキリするのは?
■その1 A先生の個人面談
〜行き当たりばったり。たまに沈黙〜
A先生「こんにちは」
保護者「こんにちは」
A先生「どうぞ、おかけください」
保護者「はい」
A先生「今日はお忙しいところありがとうござい... -
今回のねらい
小学校や英語教室では、グループ活動などがたくさん取り入れられていることと思います。しかし、お友だちと一緒に何か活動やゲームをする際に、周りに対して気配りができず、自分の欲求のままに行動してしまい、いざこざを起こしたり、活動がうまく進... -
1 はじめに
学級の1年間も、残りわずか。この「学級じまい」の時期も、6月や11月と並んで、学級の荒れが顕在化しやすい時期と言われています。
どうして、1年間近くを共に過ごしてきた学級が、最後の最後に荒れてしまうのか。私は、この時期の荒れの原因の一つが... -
学校現場で一番足りないのは、「論理的に考える」という習慣です。数学の国際的なリテラシーの調査などで常に上位にある日本の学校の管理職の方や教員が、どうして論理的な思考や運営ができないのかいつも不思議に思っています。これも、ただ単にペーパーテストで測...
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今月の相談
2月のある月曜日の4時間目、小学校2年生のミチコさんが保健室にやってきました。少し頭が痛いと言います。熱は36度でした。教室に電話し、担任に確認すると、保健室へ行く前は普段と変わりなく、休み時間も元気に外で遊んでいたそうです。私は1時間休養... -
事例盛り上がらない質問タイムと盛り上がる質問タイム―何が違う?
■その1 夏休みの絵日記発表会の質問タイムで
初任者のころ、夏休みの絵日記の文章を子どもたちにスピーチさせる、発表会をしました。せっかくなので、発表後に質問タイムをもうけ、聞いている子...