- きょういくじん会議
第1回全国こども英語スピーチコンテストが 毎日新聞社ほかの主催で行われる(文部科学省も後援)。このイベントは、小学生を対象とした全国初めての英語スピーチコンテストで、低・中・高学年別に3部門が設定されており、帰国子女等の子どもにはエキシビション枠が設けられている。応募締め切りは15日まで。
各部門のスピーチテーマは、『わたしのすきな○○』(低学年)、『私の家族』(中学年)、『私の夢』(高学年)で、高学年のスピーチ時間が3分以内、ほかは2分以内だ。
申し込み後は、電話録音による応募(〜30日)、地区大会(8月下旬〜9月下旬)、全国大会(11月22日)を経て選抜されていく。高学年部門の優勝者にはオーストラリア短期留学が用意されている。
このたび新しくなる小学校学習指導要領には、高学年の子どもに外国語活動を行うよう定められている。この外国語活動では、アルファベットなどの文字や単語を取り扱うのではなく、音声面を中心に指導が行われるほか、
第4章 外国語活動 第3の2(1)ウ
言葉によらないコミュニケーションの手段もコミュニケーションを支えるものであることを踏まえ、ジェスチャーなどを取り上げ、その役割を理解させるようにすること。
と、体を使ったコミュニケーションも学ばせようとしている。
本コンテストも地区大会からは、表情、目線、姿勢、ジェスチャーなど英語力以外の表現も評価する。
ジェスチャーには、自分を示すときに、日本では人差し指で鼻のあたりをさすが、英語圏では胸のあたりを親指でさすというように多少異なるものもあり、文化の違いに触れられ面白い。
しぐさも堂々と英語流に、「わたしは…」と自分について語る機会は、国際社会をいきぬく子どもによい経験となるだろう。
コンテストは以後も続いていくだろうか。
今後、外国語活動の成果をコンテストにぶつけてみるのも面白いかもしれない。