![よくわかる改正薬事法 改訂版](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4840809755.01.MZZZZZZZ.jpg)
6月1日から変わった制度がいくつかあるのは、すでに皆さんご存知かと思います。改正薬事法が施行されたのもそのひとつ。ここでは、学校で薬教育をするために使えるサイトを少しご紹介します。
財団法人日本学校保健会
財団法人日本学校保健会のホームページには、医薬品教育資料として、パンフレットが掲載されています。小学生用の「くすりってなあに?」(PDF)と中学生用の「正しい薬の使い方」(PDF)の2種類があり、それぞれの「指導用解説」(PDF)も用意されています。
薬のパッケージに「食間」と書かれていたので、食事をしながら薬を飲んだ、何ていうことが笑い話のひとつとして話されたりします。実際には、言うまでもありませんが、食事と食事の間。このパンフレットでは食事が終わってから約2時間後とされています。
薬の適性使用協議会
薬の適性使用協議会のホームページでは、より学校の授業の中に薬教育を取り入れやすいように幅広く、かつ具体的な情報提供がされています。また、会員登録をすれば、教材のダウンロードも行えるようです。「くすり教育教材 人気ツールTOP5!」というページをみると、大型カプセル模型と錠剤断面模型が1位となっていて、大人でも興味がわく内容です。
さらに、海外の薬教育の実情を特集した「海外教育レポート」などもあります。薬の消費量がもっとも多いフランスではどのような教育が行われているのか、といった海外の事情ものぞけます。
新しい中学校学習指導要領の保健・体育では、「健康の保持増進や疾病の予防には、保健・医療機関を有効に利用することがあること。また、医薬品は正しく使用すること」というのが具体的に盛り込まれ、24年の中学3年生から全面実施されます。
ひと足早く、学校や家庭で薬との正しい付き合い方をお子さんと一緒に考える時間をとってみてはいかがですか?
十分な議論がされないまま、100万人以上の消費者が反対した省令がなぜ施行されてしまったのか?
テレビのニュースや新聞では、この問題をほとんど取り上げていないことも疑問だ。
改「悪」薬事法の、一刻も早い改正を望む。