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5歳児、「近所に友だちいない」が3割―厚労省調査
kyoikujin
2007/11/22 掲載

 21日、厚生労働省は「第6回21世紀出生児縦断調査結果の概況」を発表した。この調査は2001年に出生した子どもを対象に、毎年行われている。少子化対策などの基礎資料収集を目的とし、同一客体に対する追跡調査であるところが特徴。今回は6回目なので、対象の子どもは5歳になっている。

 調査事項は「家族の状況」「子どもの生活状況」「子育て意識」の3つで、それぞれの事項に細かい調査項目がある。今回の調査で気になるのは、「友だち関係で気にかかること」として「近所に友だちがいない」とう回答が3割にのぼること。さらに、近所に友だちがいない場合、回答総数にくらべて、「同い年の子とよく遊ぶ」割合が少なく、「ひとりでよく遊ぶ」が多い傾向にある(下表参照)。

回答総数 近所に友だちがいない
同い年とよく遊ぶ 50.8% 37.2%
ひとりでよく遊ぶ 43.5% 49.5%

 5歳の子どもの発育にとって、近所の同い年の友だちと遊ぶという経験はとても大きなものだろう。調査回答者である保護者も、近所に友だちがいないことを「気がかり」なこととしており、望んでそのような状況にはなっているわけではないことがうかがわれるが、この調査を機に少子化対策が進み、少しでも状況が改善されることを期待したい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
4件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/11/27 8:55:26
    今後調査を続けていく中で、小学校に入って私立に電車やバス通学している子どもが多くなると、ますます近所で遊ぶことがなくなるのでしょうね。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/11/27 9:16:34
    近所に友達がいないのは少子化が原因っていうのも強引な気が・・・。
    • 3
    • 名無しさん
    • 2007/11/28 23:24:50
    せめて兄弟姉妹とのコミュニケーションはあってほしいです。
    • 4
    • 名無しさん
    • 2007/11/29 1:36:29
    親も子供も引きこもり気質なのが原因では・・・。
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