個人情報管理の新ガイドライン作成へ―東京都教育委員会
25日の産経新聞の記事によると、東京都教育委員会が児童・生徒の個人情報保護のため、その取り扱いについて新たな管理基準を作成しているとのこと。基準には、電子メールでの個人情報の送信や私物パソコンの学内使用の禁止などが盛り込まれる見込みとのことだ。
学校の個人情報をめぐっては、昨年4月に文部科学省から「学校における個人情報の持出し等による漏えい等の防止について」の通達が各教育委員会などにあてて出されているものの、教師が学校から持ち出した成績表やテスト集計のデータなどを紛失する事件が全国的に後を絶たない。
また、同省が今年5月に公表した「教員勤務実態調査報告書について」にもあるように、小・中学校の教員とも、成績処理業務を平日に残業として学校で行うよりも、休日に自宅で長時間かけて行っているという現状もある。
子どもたちの大切な個人データを守るために、教育委員会が率先して対策を講じるのはもちろん大切なことだが、禁止事項を増やしたり処分を厳しくしたりするだけでなく、成績処理の持ち帰りにつながる教員の業務負担の解消策も含めた上で、運用などについての十分な検討を期待したい。
- 教員の勤務実態が明らかに―文科省、40年ぶりの調査(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20070030
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
学校便りに掲載する写真も、子どもの顔部分のボカシは当たり前だし…。
この前まで言われていた開かれた学校はどこにいったのでしょう。
テレビで街頭を映したりするのも全部アウトになりますよね。