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今回のねらい
読み書きに困難のある中学生は、英語の教科書が読めない(音声化できない)ために自宅で教科書の予習復習をすることが難しいという問題があり、内容理解、語彙や文法の習得がますます困難になってきます。一方、聴覚での理解はできるという生徒は多く存在します。そのため、音声化された教科書へのアクセスは英語学習において必要性が高いといえます。
今回は、「マルチメディアデイジー教科書」を使った英語学習について紹介します。マルチメディアデイジー教科書(以下デイジー教科書)は、特徴として、文字、音声、画像を同時に再生することが可能であり、多感覚での情報入力ができることが挙げられます。また、音声で読み上げている文字をハイライトで示したり、読むスピードや文字の大きさを変えることができます。
自分に合った音声スピード、文字の大きさを選んで、デイジー教科書を使って無理なく楽しく教科書の内容を学習しましょう。
支援グッズ「マルチメディアデイジー教科書」
- 概要
- 読みの困難さを補うため、デイジー教科書を使用して、教科書の内容を予習復習する
- 目的
- 音読、発音練習、文章の内容理解をすることにより、英語学習へのモチベーションを向上させる
- 対象
- 中学生
準備:
1.デイジー教科書を申請する
(http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext_application.html)
2.パソコンやタブレット等で再生
3.色々な機能を活用し、自分に合った仕様に調整する
―音声再生スピード
―文字の大きさ、書体
―背景の色、文字の色

学習の流れ
- 音声を聞きながら、ハイライトの文字を目で追ってみる
- 1文ずつ、音声を聞いた後に、自分で英文をリピートしてみる
- 1文ずつハイライトさせ、先に自分で音読し、その後音声を再生して発音を確認する
- 読み方がわからない部分、覚えていない単語などは自分で音声を再生し、繰り返し確認してみる
指導のポイント
- 1日20〜30分程度で良いので、継続することが大切
- 内容理解、発音や語彙の習得のためには、ただ音声を聞き流すだけでなく、指導者がチェックすることが望ましい
- 自分で音声のスピード、文字の大きさを調整することができるようになれば、復習などにおいて自律学習が可能である
【参考情報】
マルチメディアデイジー教科書は、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会がボランティア団体の協力を得て制作、提供している音声教材です。通常の教科書では読むことが困難な児童・生徒は利用申請ができます。
http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext_application.html
*URLや教材の情報は掲載時点でのものになります。
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