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  • 俳句に見る日本人の心 (第6回)
  • 岩鼻や ここにもひとり 月の客
書誌
道徳教育 2005年9月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
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  • 俳句に見る日本人の心 (第48回)
  • 花の雲鐘は上野か浅草か
書誌
道徳教育 2009年3月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
花の雲 鐘(かね)は上野か 浅草か 芭 蕉  この句は、貞(てい)享(きょう)四年(一六八七)、芭蕉の四十四歳の春の句であり、この頃には、すでに『野ざらし紀行』の初稿を作りあげており、再建された芭蕉庵…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第47回)
  • ゆうぜんとして山を見る蛙哉
書誌
道徳教育 2009年2月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
ゆうぜんとして 山を見る 蛙(かわず)哉(かな) 一 茶  この句は文化十年(一八一三)、一茶の五十一歳の時のもので、亡父十三回忌を迎え、明専寺の住職の調停で、異母の子の専六と和解し、故郷の相原に定住…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第46回)
  • 我も死して碑に辺せむ枯尾花
書誌
道徳教育 2009年1月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
我(われ)も死して碑(ひ)に辺(ほとり)せむ枯(かれ)尾(お)花(ばな) 蕪 村  この句は、京都の芭蕉庵のある金福寺の碑を前に詠んだ蕪村の作である。句意は「私もいずれは死ぬことであろうが、その時はど…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第45回)
  • ともかくもあなたまかせの年の暮
書誌
道徳教育 2008年12月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
ともかくもあなたまかせの年の暮 一 茶  この句は一茶の『おらが春』の巻末にあるもので、巻頭の句の「目出度さも中位なりおらが春」と首尾呼応して一巻を貫く仏教信仰の心が込められているものである…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第44回)
  • 小鳥来る音うれしさよ板びさし
書誌
道徳教育 2008年11月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
小鳥来(ことりく)る音うれしさよ板(いた)びさし 蕪 村  秋になると北国から海を越えて小鳥たちがきたり、山にいた鳥たちが里近くに集まってきたりする頃の句である。季語は「小鳥来る」である…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第43回)
  • 荒海や佐渡に横たふ天の河
書誌
道徳教育 2008年10月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
荒海や佐渡に横たふ天の河 芭 蕉 この句は、『おくのほそ道』の越後路における出雲崎にて詠まれたものであった。芭蕉の『銀河の序』にどんな心境でこの句を詠んだかを知る資料として記されており、その意を解釈す…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第42回)
  • 我と来て遊べや親のない雀
書誌
道徳教育 2008年9月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
我(われ)と来て遊べや親のない雀 弥(六歳)太郎  弥太郎とは一茶の本名である小林弥太郎のことであり、六歳の頃の自分の気持ちを追憶して記したものである…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第41回)
  • 若葉して御目の雫拭はばや
書誌
道徳教育 2008年8月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
若葉して御(おん)目(め)の雫(しずく)拭(ぬぐ)はばや 芭 蕉  この句は『笈の小文』に出ている句であり、句の前に「招提寺鑑真和尚(がんじんわじやう)来朝の時、船中七十余度の難をしのぎ給ひ、御目のう…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第40回)
  • 夏河を越すうれしさよ手に草履
書誌
道徳教育 2008年7月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
夏(なつ)河(かわ)を越(こ)すうれしさよ手に草(ぞう)履(り) 蕪 村  この句は、丹後与(よ)謝(ざ)郡の加(か)悦(や)(京都府)の町で詠まれたものである。加悦には宝暦四年(一七五四)から七年の…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第39回)
  • 父ありて明ぼの見たし青田原
書誌
道徳教育 2008年6月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
父ありて明(あけ)ぼの見たし青(あお)田(た)原(はら) 一 茶  この句は、『父の終焉日記』の末尾にあるものであり、享和元年(一八〇一)五月二十八日に記されている。亡父弥五兵衛の初七日の当日、継母と…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第38回)
  • けふのみの春をあるひて仕舞けり
書誌
道徳教育 2008年5月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
けふ(きょう)のみの春をあるひ(い)て仕(し)舞(まい)けり 蕪 村  句意は「もう今日(きょう)で春が終わってしまうのだと思いながら、とうとう一日を歩き通してしまったなあ」という、惜春の情からの行動…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第37回)
  • しばらくは花の上なる月夜かな
書誌
道徳教育 2008年4月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
しばらくは花の上(うえ)なる月夜かな 芭 蕉  この句は、元禄四年(一六九一)芭蕉四八歳の時のものである。句意は「価(あたい)千(せん)金(きん)と称される春(しゅん)宵(しょう)の一刻、満開の夜桜の…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第36回)
  • よく見ればなづな花咲く垣根かな
書誌
道徳教育 2008年3月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
本文抜粋
よく見ればなづな花さく垣根かな 芭 蕉 句意は「日ごろ見慣れて気にも留めないでいた垣根だが、よく見ると、垣根の下の方に、可憐な、なづなの花が咲いているではないか」である…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第35回)
  • 子どもらが雪喰いながら湯治かな
書誌
道徳教育 2008年2月号
著者
須田 実
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道徳
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子どもらが雪喰(く)いながら湯(とう)治(じ)かな 一 茶 一茶は雪国の人である。生まれ故郷は信濃の北端の柏原村で、黒姫山の麓にあたるとこである。生まれは、宝暦一三年(一七六三)五月五日、名は弥太郎で…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第34回)
  • きみ火を焚けよきもの見せん雪まろげ
書誌
道徳教育 2008年1月号
著者
須田 実
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道徳
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きみ火を焚(た)けよきもの見せん雪まろげ 芭 蕉 この句の前文として次のような文がある。「曾良何某、此(こ)のあたり近くかりに居(きょ)をしめて、朝な夕なに訪(と)ひつ、訪(と)はる。われ食い物いとな…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第33回)
  • 大晦日定めなき世のさだめ哉
書誌
道徳教育 2007年12月号
著者
須田 実
ジャンル
道徳
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大晦日(おおみそか)定(さだ)めなき世のさだめ哉(かな) 井(い)原(はら)西(さい)鶴(かく
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  • 俳句に見る日本人の心 (第32回)
  • けふからは日本の雁ぞ楽に寝よ
書誌
道徳教育 2007年11月号
著者
須田 実
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道徳
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けふ(きょう)からは日本の雁ぞ楽に寝よ 一 茶 この句は、文化九年(一八一二)の作で、一茶は五〇歳となっていた…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第31回)
  • 白露をこぼさぬ萩のうねりかな
書誌
道徳教育 2007年10月号
著者
須田 実
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道徳
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白(しら)露(つゆ)をこぼさぬ萩(はぎ)のうねりかな 芭 蕉 句意は「萩の細い枝の葉に宿した白露をこぼすことなく初秋の風になよやかにうねっている」であるが、目を凝らして優美なうねりを見つめている芭蕉の…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第30回)
  • 名月や膳に這いよる子があらば
書誌
道徳教育 2007年9月号
著者
須田 実
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名月や膳に(ぜん)這(は)いよる子があらば 一 茶 この句は、文政二年(一八一九)に亡くなった長女さとを追想してよんだもので、一茶五二歳であった。季語は「名月(秋)」である…
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  • 俳句に見る日本人の心 (第29回)
  • 狩衣の袖のうら這うほたる哉
書誌
道徳教育 2007年8月号
著者
須田 実
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狩(かり)衣(ぎぬ)の袖(そで)のうら這(は)うほたる哉(かな) 蕪 村 この句意は「袖口が大きい狩衣の袖に飛び込んだ蛍の明滅する光は、薄い衣を透して見ることによって、いっそう美しい」である…
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