教育オピニオン
日本の教育界にあらゆる角度から斬り込む!様々な立場の執筆者による読み応えのある記事をお届けします。
2011年
  • 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授植田 健男
    • 2011/6/29
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    • 学習指導要領・教育課程
    「教育課程」と「カリキュラム」は同じ?
    教育界は「流行り廃り」などとはあまり縁がないものと思われているようですが、実は、そうでもないようです。私がそのことを強く実感したのは、十数年以上も前のことでした。
    ある出版社で、「教育課程」という言葉を...
  • 奈良女子大学附属小学校阪本 一英
    • 2011/6/30
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    • 保健・体育
    体育の学習の中で、子どもが自ら考えて試行錯誤し、様々な工夫をしながら、自分の体育生活を充実させていく力を育みたいと考えている。そのような子どもの学びを育む体育学習は、どのようなことに留意して取り組めばよいだろうか。
    一つの運動技能について、そ...
  • マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表中土井 鉄信
    • 2011/7/5
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    • その他
    最近のマスコミは、教育問題を学力問題にしている。新聞やテレビの報道を見ていると、学校教育の問題は学力問題であるかのように感じられる。学力問題が非常に大きな教育問題として全面的に取り上げられているような現状だ。
    全国学力調査が実施されるようにな...
  • じゅくFORZA科学教育研究所主宰岡田 晃次
    • 2011/7/12
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    • 理科
    「これって何かに使えそう」がいいじゃない!
    とある情報番組を見ていたときのこと…。
    「なんとこのボールペン、書いた字が消せるんです! こうやって書いて…、そのあとでボールペンの後ろについているラバーでこすると…。ほら、消えちゃうんです!」「す...
  • 文部科学省教科調査官水戸部 修治
    • 2011/7/13
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    • 特別支援教育
    全文を通読し、初発の感想を書く。場面ごとに読み取り、登場人物の気持ちをつかむ。教材文の主題をとらえ、学習のまとめをする。例えば国語科の物語文の学習は、このような指導過程を取ることが多かったのではないだろうか。
  • 千葉大学教授明石 要一
    • 2011/7/20
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    • 指導方法・授業研究
    一 教員の力量「差」は何で生まれるか
    教育基本法が改正され、教育の在り方が大きく変わり始めている。具体的には、教員免許の更新制が注目を浴びている。
    昨年入学した教育学部の新入生に今一番関心がある教育問題を一つあげてもらったところ、トップは「い...
  • 東京理科大学理学部物理学科教授川村 康文
    • 2011/7/22
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    • 理科
    “ぷち発明”!!
    “ぷち発明”、そのこころは、「科学はもっと楽しく学ぶべきだ」ということだ。
    もちろん、大芸術家が新作を生むのに命をすり減らすというのもわかるが、私は、すべての人が大作家とかというわけではないし、すべての人が、野球をやればイチロ...
  • 「対話力」を育てるアイデア―低学年
    新潟市立鳥屋野小学校藤崎 久美子
    • 2011/7/26
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    • 国語
    「じわじわクイズ」と板書した。そのとたん、「じわじわクイズって何〜?」と、質問が飛んだ。声の方を向いてニッコリし 「やってみますね。」私の好きなくだものについてクイズを出します。私の好きなくだものを当ててください。
  • “災害”を学習する社会科のポリシーを考える
    兵庫教育大学名誉教授岩田 一彦
    • 2011/7/28
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    • 社会
    社会科で災害≠学習する際の中核は「費用対効果で物事を考えることができる」といった能力を育成することである。防災学習は、災害の状況、災害の歴史、避難場所、避難方法、避難用品等の学習に陥りがちである。これらの学習内容は...
  • 大阪教育大学教授園田 雅春
    • 2011/8/1
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    • 指導方法・授業研究
    きょうは、どんなことを話そうか。
    そう思いながら、事前に送られてきた学習指導案に目を通す。そして、気づいたことを即座に赤ペンでメモ。
    ところが、実際に授業を見せていただくと、まったく違った発見があり、感動がある。これは当然と言えば当然ではあ...
  • 神戸親和女子大学准教授亀岡 正睦
    • 2011/8/2
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    • 算数・数学
    「つぶやく」ことで「つながる」
    つぶやくことでつながるTwitterやFacebookが人気ですが、算数科でも「つぶやき」を大切にすることが大事と考えています。今回は「つぶやき」と「つながる」をキーワードにして「ふきだし法」による言語活動充実の意味について考え...
  • 聖徳大学音楽学部音楽総合学科准教授松井 孝夫
    • 2011/8/8
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    • 音楽
    音楽って楽しければOK?
    「楽しくなければ、音楽じゃない!」。これは、音楽科教師の誰もが日頃から思っていることではないでしょうか。ところが今や、「楽しいだけでは音楽の授業じゃない!」というのが新・学習指導要領における音楽科の重要課題となっています...
  • 学級を「学び合う」集団にかえるために
    筑波大学附属小学校二瓶 弘行
    • 2011/8/16
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    • 国語
    国語授業。その多くの導入で学習材となる文章の音読をする。私もそうだ。誰か一人の子どもに音読をさせる場合に、いきなり指名はしない。私は子どもたち全員に必ず挙手を求める。
  • 子どもが大きく伸びる保護者との効果的連携
    新潟大学教育学部教授長澤 正樹
    • 2011/8/17
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    • 特別支援教育
    筆者が特別支援学校の教師をしていたときのエピソードである。ことばによるコミュニケーションが困難な自閉症の中学生をもつ母親が、特別支援学校でことばの学習をしてくれないことに不満を訴えていた。
  • インターネットを活用した学習を充実させるための方略
    群馬大学教育学部教授中村 敦雄
    • 2011/8/24
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    • 国語
    一 問題の所在
    近年、調査等でインターネットを活用した学習が総合的な学習の時間はもちろん、国語科でも行われるようになった。こうした学習は、以前ならば学校図書館の活用が定石であった。だが、人的資源不足や図書予算逼迫により、残念ながら多くの学校図書...
  • 佛教大学准教授/京都教育大学附属京都小学校達富 洋二
    • 2011/8/30
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    • 国語
    1.ひとつのエピソード
    三年生の作文の教室。わたしは廊下側の女の子が書いている「冷蔵庫の片付け方」という題の作文を読んでいた。そんな静かな教室で「先生」と、小さな声がしたので顔を上げた。「オウムの飼い方」の作文を書いている男の子が手をあげている...
  • 能楽師観世流シテ方小島 英明
    • 2011/9/5
    • 教育オピニオン
    • 音楽
    能楽はもともと庶民の大衆芸能だった!
    「能楽」は、日本を代表する伝統文化でありながら、「難しそう…」「敷居が高そう…」といった印象をお持ちの先生方も多いのではないでしょうか?
    まずは、能楽の歴史をざっと見てみましょう。
    今からおよそ650年ほど...
  • 福井市明道中学校高橋 正和
    • 2011/9/6
    • 教育オピニオン
    • 指導方法・授業研究
    千葉市立高浜第一小学校で公開研究会が行われたときのことだ。私も図工科の授業をさせていただいた。3年生だった。『ごんぎつね』のある場面を題材にし、絵を描かせる授業を計画した。
    小学校で、それも飛び込みで授業を行うのはただでさえ不安だったが、教え...
  • パームコンサルティンググループ代表伊原 正俊
    • 2011/9/16
    • 教育オピニオン
    • その他
    「危機管理」「リスクマネージメント」「クライシスマネージメント」などの言葉と考え方が求められる時代がやってきてしまいました。毎日、テレビニュースや新聞紙面などにこの言葉が登場しているのが現実です。
    米国の企業経営の中から生まれ出て、戦後日本に...
  • 特別支援教育の専門性に注目―つまずきの原因に応じた指導を―
    元愛媛大学教授上岡 一世
    • 2011/9/27
    • 教育オピニオン
    • 国語
    教育の原点の理解
    特別支援教育は教育の原点だと言われています。これはだれもが知っていることです。しかし、教育の原点がどれだけ日々の教育活動に生かされているかとなるとあまり生かされていないのが現状です。
    教育の目指すべき目標やねらい、教育の本質...
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